アルゼンチン代表の36年ぶりの優勝で幕を閉じたカタールワールドカップ。今回は、ALLSTARS CLUBがカタールワールドカップにおける若手ベスト11を選出した。
最優秀若手選手賞の対象が21歳以下であるため、この記事では若手を「21歳以下」と定義する。
※GKは対象者がいなかったため、スタメンとして活躍した最も若い選手を選出した。年齢は大会終了時点。
GKディオゴ・コスタ(ポルトガル、23歳)
今大会32チームの中で最も若い正ゴールキーパーだったディオゴ・コスタ(23)。ウルグアイ戦ではクリーンシートを記録するなどまずまずの安定感を見せていたが、準々決勝のモロッコ戦では連係ミスで致命的な失点をしてしまった。正確性を備えて次の大会に挑みたい。
DFユリエン・ティンバー(オランダ、21歳)
グループステージ初戦以外はファンダイク、アケと共に3バックの一角を形成。身長はセンターバックとしては小柄(179cm)だが、あまりその欠点を露わにしない。さらに経験を積んで、双子の弟と共に成長していくことだろう。
DFヨシュコ・グヴァルディオル(クロアチア、20歳)
今大会屈指のセンターバック、グヴァルディオル。体格は重たそうに見えるが、機敏であり、足元でボールを操ることもできる。数々のビッグクラブが狙っており、今後の移籍市場を賑わせる存在になるだろう。
DFストラヒニャ・パヴロヴィッチ(セルビア、21歳)
セルビア代表の3バックの左を担当するパヴロヴィッチ。前出のティンバーとは対照的に身長は194cmあり、典型的なセンターバックと言えるだろう。グループステージ第2節では、一時同点となるゴールを決めた。
MFモイセス・カイセド(エクアドル、21歳)
エクアドル代表のブライトン三銃士の一人。カイセドは中盤の潰し屋として、全試合でスタメン出場を果たした。三笘薫のファンであれば、この先頻繁に見ることになるだろう。
MFエンソ・フェルナンデス(アルゼンチン、21歳)
今大会で一気に注目を集めた若手エンソ・フェルナンデス。精度の高いパスが一番の強みだったが、強度の高い守備も見せつけた。最優秀若手選手賞に選ばれている。
MFジュード・ベリンガム(イングランド、19歳)
イングランド代表の中心選手として活躍するベリンガム。高いパス能力はもちろんのこと、自ら相手DFを突破する力も兼ね備えている。準々決勝でケインがPKを外した際にすぐに駆け寄るなど、キャプテンシーも持つ。
MFガビ(スペイン、18歳)
ペドリ、ブスケツとともにスペインの中盤を支えたガビ。足元の技術はさすがのバルセロナ仕込みで、チャンスメイクの起点となる。まだ荒削りな部分も見られるが、伸びしろは十分にある。
MFペドリ(スペイン、20歳)
今後ガビとともにクラブ・代表の象徴となるであろうペドリ。足に吸いつくようなボール裁きで相手を翻弄する。かつてのイニエスタを思い出させる選手だ。
MFジャマル・ムシアラ(ドイツ、19歳)
ドイツで最も期待されている若手選手の一人。テクニック面で長けており、日本戦でも攻撃の脅威となった。フィジカルが完成すれば、さらに上の選手になるだろう。
FWブカヨ・サカ(イングランド、21歳)
非常に精度の高い左足の持ち主。キレのあるドリブルで右サイドから突破し、得意の左足で狙いすましてゴールを狙う。ここ1、2年で一気に頭角を現しており、今後イングランド代表の中心選手となるだろう。