2022年11月〜12月にかけて開催されたカタールワールドカップ。日本代表はドイツやスペインといった強豪国を破り、ラウンド16のクロアチア戦でもPK戦まで持ち込むなど、国内でも大きな盛り上がりを見せた。
優勝したのはアルゼンチン代表。メッシを中心に各々が与えられた役割をこなし、1986年以来のトロフィーを母国にもたらした。
このような主要大会では、選手たちは所属チーム・代表国のため、そして自身のキャリアや名誉のために優勝を狙うが、一方で勝ち進めば勝ち進むほど協会に大金をもたらすことができるのも事実である。
例えばカタールワールドカップでは、優勝国には4200万ドル、準優勝国には3000万ドル、3位には2700万ドル、4位には2500万ドルの賞金が与えられた。その後の各国内での分配は不明だが、自国のサッカー発展のためには十分な額だ。
16強で敗退した日本は1300万ドルを獲得。8強で1700万ドル、グループステージ敗退でも900万ドルという破格の数字である。
Japan beat Germany and Spain, top the group and secure qualification to the next round!
— Italian Football TV (@IFTVofficial) December 1, 2022
They've got to be our team of choice in this World Cup ❤️
おめでとう日本 ! 🇯🇵 pic.twitter.com/EgPfgh7BE7
さて、スポーツは変わり、3月からは野球の世界大会「WBC」が開催される。ダルビッシュ有や大谷翔平らメジャー組も集まっており、大きな注目を集めている。
そんなWBCの賞金をアメリカの「CBS」が明かした。ワールドカップとは異なり、勝ち進めるごとに賞金が積み重ねられていくシステムだが、1次ラウンド首位&優勝で最大300万ドルとなっている。カタールワールドカップのわずか10分の1以下にしか過ぎない。
これは日本での両スポーツの人気度と世界的にみた両スポーツの普及度合の間に大きな差があると読み取ることもできるだろう。
日本では野球の方が人気だが、世界では野球よりサッカーの方が人気が高い。WBCは野球を世界により広めるためにも重要な大会になるはずだ。
[参考]日本における2019年の1チームの平均観客動員数は、野球の人気トップ2である阪神タイガースと読売ジャイアンツがそれぞれ42,935人、42,643人(※1)であるのに対し、J1で最も多い浦和レッズが34,184人(※2)となっている。
※1:NPB公式サイトより
※2:Jリーグデータベースより
ワールドカップ
グループステージ敗退:900万ドル
16強:1300万ドル
8強:1700万ドル
4位:2500万ドル
3位:2700万ドル
準優勝:3000万ドル
優勝:4200万ドル
WBC
出場賞金:30万ドル
1次ラウンド首位突破:+30万ドル
準々決勝進出:+40万ドル
準決勝進出:+50万ドル
決勝進出:+50万ドル
優勝:+100万ドル
(By ALLSTARS CLUB編集部)