ワールドカップ

11月20日に開幕するカタールワールドカップ。日本では川島永嗣(39)が最年長だが、全出場国を見ると、メキシコ代表GKのアルフレド・タラベラが40歳で最年長となっている。

40歳で出場とはすさまじい記録だが、実は過去に同年齢で主力として優勝した人物がいる。その名もイタリア代表GKディノ・ゾフだ。

この記録は1982年スペイン大会で樹立された。ゾフは、グループステージ初戦から決勝まで全7試合に出場し、6失点に抑えた。ちなみにこの大会でのイタリアの優勝は3回目である。

ゾフの40歳での優勝は歴代最年長記録だが、2〜5位は誰なのか。今回は彼らを紹介していこう。

5位 ジルマール・ルイス・リナルジ(ブラジル代表、1994年、35歳)

ジルマールは、1994年アメリカ大会でブラジル代表の通算4回目の優勝を経験した。ただ、ジルマール自身は出場機会ではなく、サブキーパーとして同行していた。ワールドカップ翌年にはセレッソ大阪でもプレーしており、馴染みのある日本人もいるのではないだろうか。

4位 アンジェロ・ペルッツィ(イタリア代表、2006年、36歳)

ペルッツィは、2006年ドイツ大会で優勝を経験。ブッフォンが正ゴールキーパーであったため出場機会はなかったが、サブキーパーとしてチームを支えた。ユベントスやラツィオに長年在籍していた。

3位 ミロスラフ・クローゼ(ドイツ代表、2014年、36歳)

クローゼといえば、ワールドカップの歴代最多得点記録保持者(16ゴール)である。また、4大会連続でゴールを決めたことがあるのだが、これは史上4人しか達成していない記録だ。2014年ブラジル大会で優勝した時はスタメンではなかったが、途中出場で合計2得点を決めている。

2位 ニウトン・サントス(ブラジル代表、1962年、37歳)

ニウトン・サントスは、1962年に2連覇を達成したときのメンバーだ。37歳ながらスタメンとして全試合に出場した。クラブではボタフォゴ一筋で活躍したレジェンドでもある。

1位 ディノ・ゾフ(ポルトガル代表、1982年、40歳)

1982年スペイン大会で40歳ながら全試合に出場し、チームの優勝に貢献した。優勝した際には、「ゴールキーパーはワインと同じ。年を重ねるほど味が出る」という名言を残した。