アルゼンチン代表の優勝で終わったカタールワールドカップ。若手やベテランがうまく融合し、チームで優勝トロフィーを勝ち取った。
そんな中でも一際輝いていたのは、エースのメッシ。ゴールはもちろんのことだが、チャンスメイクでも大きな違いを創り出した。
今大会はメッシにとってアルゼンチン代表の集大成となるものだったが、最高の形で終わることとなった。
それでは、メッシが出場した5大会で積み重ねてきた偉大な記録を紹介していこう(データはFIFA公式より)。
史上最多タイ「5回」の異なるW杯に出場
メッシは2006年大会でワールドカップデビューを果たし、そこからカタール大会まで5大会に出場した。5回のワールドカップに選出された選手は8人いるが、全大会で試合に出場しているのは6人である。
歴代最多出場試合数「26試合」
これまでの歴代最多出場試合数は、元ドイツ代表のローター・マテウスが持っていた「25試合」だったが、メッシは決勝で「26試合」となり、記録を塗り替えた。
歴代最多出場時間「2314分」
これまでの歴代最多出場時間記録は、元イタリア代表のパオロ・マルディーニが持っていた「2217分」。メッシは決勝を終えた時点で「2314分」となり、記録を塗り替えた。
史上初「5大会」でアシストを記録
2006年大会で初アシストをマークしてから、5大会連続で記録してきた。2位タイ記録を持つペレやベッカム、マラドーナらは3大会でのアシストとなっている。
アルゼンチン代表の最多W杯得点数「13ゴール」
カタールワールドカップ開幕前までは、バティストゥータの「10ゴール」が最多だったが、同大会でメッシが7ゴールを決め、一気に最多記録を更新した。
「3つの年代」でゴールを決めた唯一の選手
メッシは、18歳で迎えた2006年大会、26歳で迎えた2014年大会、30歳で迎えた2018年大会、35歳で迎えた2022年大会でゴールを決めている。ペレは数か月の差で達成できなかったそうだ。
歴代2位のW杯勝利数「16勝」
メッシが5大会のワールドカップで積み重ねた勝利数は「16」。1位は元ドイツ代表ミロスラフ・クローゼの17回である。延長戦やPK戦での勝利は、引き分けに換算される。