今月開幕を迎えるカタールW杯。各大陸の予選を勝ち抜いた世界の強豪32チームが国の威信をかけ、世界最高峰の戦いを見せてくれるだろう。
メッシ、ロナウドの2人のスーパースターにとっては最後のW杯となるため並々ならぬモチベーションをもって大会に臨むはずだ。
稀代の点取り屋である彼らであってもW杯得点王に輝いた経験はない。
1試合1試合が非常に大きな意味を持つW杯では彼らであっても得点を奪うことは非常に難しい。
今回はそのW杯で何度も得点を記録し、W杯における歴代通算得点記録に名を残す選手を紹介する。
6位タイ キリアン・エムバペ(12得点、フランス)
出場2大会にして、歴代ワールドカップ得点ランキングの6位タイに入った。決勝のアルゼンチン戦では、1966年に記録された以来の「ワールドカップ決勝におけるハットトリック」を達成。このままいけば、得点記録を塗り替えること間違いなしだろう。
6位タイ ペレ(12得点、ブラジル)
6位はブラジル代表として活躍した「サッカーの王様」ペレ。1958、1962、1966、1970年の4大会に出場し、12得点を記録しており、1958、1962、1970年の3大会で優勝に貢献した。
1958年のスウェーデン大会では17歳ながら6得点を記録し、ブラジルを初の世界王者に導き、一気にその名を世界に轟かせた。
4位タイ リオネル・メッシ(13得点、アルゼンチン)
カタール大会の決勝で2得点を決めたアルゼンチン代表のエース、リオネル・メッシは、ワールドカップでの通算得点記録が「13」となり、歴代4位タイに滑り込んだ。
代表としての集大成と位置付けていたカタールワールドカップで悲願の優勝を果たし、メッシは主要タイトルを全て獲得したこととなった。
4位タイ ジュスト・フォンテーヌ(13得点、フランス)
1958年のW杯に出場したフォンテーヌは当初はスタメンではなかったものの、急遽スタメンに抜擢されると、出場した6試合全てで得点を記録。ハットトリックを2度記録し1大会で13得点を記録した。
この1大会で13得点という数字は現在も破られていない。
3位 ゲルト・ミュラー(14得点、西ドイツ)
Der Bomber(爆撃機)の異名を持つゲルト・ミュラーはW杯通算14得点を記録し、歴代3位となる14得点を記録している。
彼は1970年と1974年の2大会に出場し、それぞれ10得点、4得点を記録した。
2位 ロナウド(15得点、ブラジル)
2位はブラジルの「フェノーメノ」ロナウド。
1994、1998、2002、2006年の4大会に出場したロナウドは通算15得点を記録し、2002年の日韓W杯では決勝のドイツ戦で決勝点となるゴールを記録した。
1位 ミロスラフ・クローゼ(16得点、ドイツ)
2002、2006、2010、2014年の4大会に出場したクローゼはW杯で24試合に出場し、16得点を記録し、W杯における歴代最多得点記録保持者である。
初出場となった2002年の日韓W杯では惜しくも準優勝となったが、2014年のブラジルW杯では見事に優勝を果たし、有終の美を飾った。