2022年カタールワールドカップの決勝を戦うのは、南米のアルゼンチンと欧州のフランス。アルゼンチンは2014年以来、フランスは2大会連続での決勝進出となった。
このように南米対欧州の組み合わせになったわけだが、歴代ワールドカップの決勝では10回同様の対戦があった。直近は2014年のドイツ対アルゼンチンで、ドイツが勝利している。
それでは過去の10回の対戦を簡単に振り返っていこう。
1958年ブラジル対スウェーデン(5-2)
初めての南米対欧州は1958年のブラジル対スウェーデン。17歳ペレの2ゴールなどで、ブラジルが優勝を果たした。
1962年ブラジル対チェコスロバキア(3-1)
ブラジルは2大会連続で決勝に進んだ。チェコスロバキアが先制するもさすがの強さでブラジルが一気に逆転。史上2ヵ国目の2連覇を達成した。
1970年ブラジル対イタリア(4-1)
4大会中3大会で決勝に進むという偉業を成し遂げたブラジル。ペレのゴールで先制すると、1-1となった後半には怒涛のゴールラッシュで、ブラジルがトロフィーを掲げた。
1978年アルゼンチン対オランダ(3-1)
自国開催で決勝に進んだアルゼンチン。延長戦までもつれ込むも、エースのマリオ・ケンペスが決勝ゴールをあげ、最終的に3-1で勝利した。
1986年アルゼンチン対西ドイツ(3-2)
マラドーナの神の手ゴールや5人抜きゴールもあり、決勝まで進んだアルゼンチン。後半に点の取り合いとなるも、最終的にはアルゼンチンが勝利した。
1990年西ドイツ対アルゼンチン(1-0)
2大会連続で同じ決勝カードとなった1990年大会。試合最終盤に西ドイツがPKを決め、リベンジを果たした。
1994年ブラジル対イタリア(0-0、PK:3-2)
史上初めてワールドカップ決勝がPK戦までもつれ込んだ。手に汗握る試合は、ブラジルの勝利で決着がついた。
1998年フランス対ブラジル(3-0)
自国開催で決勝に進んだフランス。前半からジダンが2点を決めると、試合終了間際にも1点を追加し、フランスが初優勝を飾った。
2002年ブラジル対ドイツ(2-0)
3大会連続で決勝に進んだブラジル。フェノメノことロナウドが2ゴールを決め、2大会ぶりの優勝を達成した。
2014年ドイツ対アルゼンチン(1-0)
延長までもつれ込む大激戦となった。延長後半に途中出場のゲッツェが決勝ゴールを決め、「ドイツ」となって以降初の優勝となった。