インテル

カタールワールドカップ決勝では、アルゼンチンとフランスが対戦し、PK戦の末アルゼンチンが優勝を果たした。

アルゼンチンはメッシが2ゴール、ディマリアが1ゴール。一方のフランスは、エムバペがハットトリックを達成した。

カタール大会を含め、過去には22回のワールドカップが行われてきたが、「決勝」が行われたのは21回。1950年は決勝リーグというシステムが実装されたため、1試合での決勝が存在しなかった。

その21回では実に「80」ものゴールが生まれ、延べ66人が得点を決めている。では、これらの選手の得点時の所属クラブで最もゴール数多いのはどこなのか。トップ5を紹介していこう。

4位タイ ウェストハム(4ゴール)

1966年シェフ・ハースト(イングランド)
1966年シェフ・ハースト(イングランド)
1966年シェフ・ハースト(イングランド)
1966年マーティン・ピーターズ(イングランド)

イングランド史上唯一の優勝を達成した1966年イングランド大会。決勝では西ドイツに4-2で勝利しているが、イングランドのゴールを決めたのは全てウェストハムの選手によるものだった。

シェフ・ハーストはこれまで唯一、ワールドカップ決勝でハットトリックを決めた選手だったが、カタール大会でキリアン・エムバペが2人目の達成者となった。

4位タイ バイエルン・ミュンヘン(4ゴール)

1974年パウル・ブライトナー(西ドイツ)
1974年ゲルト・ミュラー(西ドイツ)
1982年パウル・ブライトナー(西ドイツ)
2014年マリオ・ゲッツェ(ドイツ)

1974年はブライトナーとミュラーのゴールで2-1で優勝、2014年はゲッツェのゴールで1-0で優勝している。パウル・ブライトナーの異なる2大会の決勝でゴールを決めたという記録は、同選手以外に3人しかいない。ブラジルのババ、ペレ、そしてフランスのジダンである。

3位 サントス(5ゴール)

1958年ペレ(ブラジル)
1958年ペレ(ブラジル)
1962年ジト(ブラジル)
1970年ペレ(ブラジル)
1970年カルロス・アウベルト(ブラジル)

サントスの選手によるゴールは、ブラジルが4大会中3大会で優勝した黄金期に記録されている。58年と62年のワールドカップ2連覇は、ここまで最後の連覇記録となっている。

3位 パリ・サンジェルマン(6ゴール)

2018年キリアン・エムバペ(フランス)
2022年リオネル・メッシ(アルゼンチン)
2022年キリアン・エムバペ(フランス)
2022年キリアン・エムバペ(フランス)
2022年リオネル・メッシ(アルゼンチン)
2022年キリアン・エムバペ(フランス)

ここ2大会で一気にゴール数を上げたパリ・サンジェルマン。カタール大会の決勝ではメッシが2ゴール、エムバペがハットトリック。近年のタレントの揃いぶりを存分に見せつけた。

2位 ユベントス(7ゴール)

1934年ライムンド・オルシ(イタリア)
1982年パオロ・ロッシ(イタリア)
1982年マルコ・タルデッリ(イタリア)
1998年ジネディーヌ・ジダン(フランス)
1998年ジネディーヌ・ジダン(フランス)
2018年マリオ・マンジュキッチ(クロアチア)
2022年アンヘル・ディマリア(アルゼンチン)

第2回ワールドカップから前回大会まで、幅広く得点者を生み出しているユベントス。2018年のクロアチア以外は、ユベントスの選手が決めると全て優勝している。

1位 インテル(8ゴール)

1970年ロベルト・ボニンセーニャ(イタリア)
1982年アレッサンドロ・アルトベッリ(イタリア)
1986年カール=ハインツ・ルンメニゲ(西ドイツ)
1990年アンドレアス・ブレーメ(西ドイツ)
2002年ロナウド(ブラジル)
2002年ロナウド(ブラジル)
2006年マルコ・マテラッツィ(イタリア)
2018年イヴァン・ペリシッチ(クロアチア)

最も多くのワールドカップ決勝得点者を生み出しているのはインテル。イタリアのクラブだが、様々な国のインテル所属選手がゴールを決めている。カタール大会はアルゼンチン代表のラウタロ・マルティネスが該当したが、ゴールを決めることはできなかった。