W杯ではさまざまなドラマが生まれる。ベテラン選手のいぶし銀の働き、主力選手の大活躍、若手選手の台頭など見どころたっぷりだ。
今回注目するのは若手選手。W杯は国を背負っていることもあり計り知れないプレッシャーと向き合うことになるが、そんな中でもいつも通り、もしくはいつも以上のプレーで一気に殻を破る若手選手が存在する。そんな彼らは後に世界トップ選手まで上り詰めることもある。
では、日本代表が初出場を果たした1998年フランス大会以降、最優秀若手選手賞に輝いた選手たちをみていこう。また、最後にはカタールW杯での注目若手選手も載せているのでぜひご覧いただきたい。
1998年 マイケル・オーウェン
代表:イングランド(ベスト16)
成績:4試合2得点
年齢:18歳
ポジション:FW
18歳のオーウェンは、ベスト16でのアルゼンチン戦で素晴らしい活躍を見せた。中盤でボールを受けたオーウェンは、ドリブルで相手陣地へ突き進み、最後のDFを抜いた後、斜め45°くらいの場所から右足を振り抜いた。
2⃣0⃣ years on since the world sat up and took notice!
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) December 14, 2018
Happy birthday @themichaelowen 🎂🦁 pic.twitter.com/uVTvCYPJPa
2002年 ランドン・ドノヴァン
代表:アメリカ(ベスト8)
成績:5試合2得点
年齢:20歳
ポジション:FW
ヨーロッパ外の選手では、1970年のテオフィロ・クビジャス(ペルー)以来となる受賞となったランドン・ドノヴァン。現時点で、アメリカ代表としての得点数は1位タイとなっている。
Just a 20-year-old Landon Donovan causing havoc on his World Cup debut! 🇺🇸
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) June 21, 2022
He went on to pick the best young player award at #KoreaJapn02! @landondonovan | @USMNT pic.twitter.com/VWgbp1lv7w
2006年 ルーカス・ポドルスキ
代表:ドイツ(3位)
成績:7試合3得点
年齢:21歳
ポジション:FW
地元ドイツ大会でその名を馳せることとなったポドルスキ。当時はクリスティアーノ・ロナウドやメッシといった、のちにスーパースターとなる若手選手もプレーしていたが、彼らを抑えての受賞となった。
Na Copa do Mundo de 2006 havia grandes expectativas para quem iria levar o prêmio de Melhor Jogador Jovem, pois estavam concorrendo Cristiano Ronaldo e Messi. Mas no final da Copa quem levou o prêmio foi Lukas Podolski. pic.twitter.com/sGpyTWtM6B
— Futmais (@futtmais) July 22, 2019
2010年 トーマス・ミュラー
代表:ドイツ(3位)
成績:6試合5得点
年齢:20歳
ポジション:FW
ドイツ代表として100試合以上に出場しているミュラーは、20歳にして飛び抜けた攻撃センスでチームを上位へ導いた。ただ、準決勝は累積警告で出場できず、チームも後に優勝するスペインを前に1得点も奪えなかった。ミュラーはこの賞に加え、大会得点王も記録した。
🔙 #OnThisDay in 2010 Germany beat Uruguay 3-2 to bag bronze at the #WorldCup 🥉
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) July 10, 2021
🏆 Thomas Muller’s opener ensured he took home the Golden Boot as well as the Best Young Player award. What a phenomenon he was in South Africa 🔥@esmuellert_ | @DFB_Team_EN pic.twitter.com/sILoboQue9
2014年 ポール・ポグバ
代表:フランス(ベスト8)
成績:5試合1得点
年齢:21歳
ポジション:MF
独特なステップと圧倒的なパスセンスでチームにリズムを作り出すポグバ。このような賞は、ゴールという目に見える結果を残しやすいFWが受賞しがちだが、1990年のロベルト・プロシネチキ以来のMFでの受賞となった。
BREAKING – @Hyundai YOUNG PLAYER AWARD: Paul Pogba has won the Hyundai Young Player Award #WorldCup – pic.twitter.com/y01o6OvY0H
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) July 13, 2014
2018年 キリアン・ムバッペ
代表:フランス(優勝)
成績:7試合4得点
年齢:19歳
ポジション:FW
最も印象深い試合は、ベスト16でのアルゼンチン戦だろう。最終的に4-3で勝利したフランス代表だが、ムバッペは3得点(自身は2得点)に絡む活躍を見せた。圧倒的なスピードでアルゼンチンDF陣のみならず、世界中のファンの度肝を抜いた。
FIFA Young Player Award:
— FIFA World Cup (@FIFAWorldCup) July 15, 2018
🥇Kylian MBAPPE (#FRA) #WorldCup pic.twitter.com/v4eMfItkkP
カタールW杯での注目若手選手たち
最後にカタールW杯での注目若手選手たち。それぞれグループ別に記事にまとめているので、気になるグループをチェックしておこう。
グループA
(カタール、エクアドル、セネガル、オランダ)
グループB
(イングランド、イラン、アメリカ、ウェールズ)
グループC
(アルゼンチン、サウジアラビア、メキシコ、ポーランド)
グループD
(フランス、デンマーク、チュニジア、オーストラリア)
グループE
(スペイン、コスタリカ、ドイツ、日本)
グループF
(ベルギー、カナダ、モロッコ、クロアチア)
グループG
(ブラジル、セルビア、スイス、カメルーン)
グループH
(ポルトガル、ガーナ、ウルグアイ、韓国)