2022年の11月から12月にかけて、カタールW杯が開催される。4年に一度の祭典ということもあり、選手や監督などのチーム関係者はもちろんのことファンにとっても期待が高まる大会だ。
2022年に入ってからは段階に分けられたチケット販売も始まった。最高レベルの試合を一目見ようと全世界のサッカーファンが応募する。
ところでW杯のチケットはいくらするのかご存知だろうか。FIFAの公式サイトによると、最も安いのがグループステージ各試合(開幕戦を除く)におけるゴール裏の席で250カタールリヤル(9112円)となっている。一方で最も高いのは決勝戦におけるメインスタンドおよびバックスタンドの席で5850カタールリヤル(21万3227円)だ。大きな試合になればなるほど値段が上がるシステムになっている。
※1カタールリヤル=36.45円(2022年6月7日時点)
では最後に、過去のW杯の決勝戦におけるチケットの最安値と最高値を比較してみよう。対象は1990年イタリアW杯から2022年カタールW杯までの30年間・9大会となっている。
※下の数字が最安値、上の数字が最高値
ドルの値段で見てみると、基本的に右肩上がりではあるが、1998年のフランスW杯においては最も安くなっている。また、今回のカタールW杯は、一気に値段が上昇していることが分かる。
ただし、この表の値段はあくまでもドル表示であるため、日本人にとってはその年が円高か円安かによって値段は変動する。
例えば、1990年と1994年は全く同じ範囲だったが、1990年の1ドル144.8円に対し1994年は1ドル102.2円であったため、日本人にとっては1994年アメリカW杯のチケットの方が購入しやすかったということが分かる。
【1ドルのレート】
1990年 144.8円
1994年 102.2円
1998年 130.9円
2002年 125.4円
2006年 116.3円
2010年 87.8円
2014年 106円
2018年 110.4円
2022年 130円
ロシアW杯とカタールW杯の各試合の入場料比較
2018年のロシアW杯と2022年のカタールW杯のチケット料金の差は以下の通りとなっている。ロシア大会と比べてカタール大会では9.3〜27%の増加が見られる。(カタールW杯のチケット料金はこちら ※外部に飛びます)
※()内がロシアW杯
※値段は左からカテゴリー1(メインスタンドおよびバックスタンド)、カテゴリー2(コーナー)、カテゴリー3(ゴール裏)
開幕戦:
$618($550)、$440($390)、$302($220)
グループステージ:
$220($210)、$165($165)、$69($105)
ベスト16:
$275($245)、$206($185)、$96($115)
準々決勝:
$426($365)、$288($255)、$206($175)
準決勝:
$956($750)、$659($480)$357($285)
3位決定戦:
$426($365)$302($255)、$206($175)
決勝:
$1,607($1,100)、$1,003($710)、$604($455)