ヴラホヴィッチ

日本時間2月7日に行われたユベントス対ヴェローナの試合で、フィオレンティーナから移籍したヴラホヴィッチが早速魅せた。

前半13分、相手のクリアミスを奪ったディバラが前線へダイレクトでフワリと浮かせたスルーパスを出すと、そこに走り込んだのはヴラホヴィッチ。ループシュートでキーパーとの1対1を制し、デビュー13分で先制ゴールを奪った。

ユベントスは後半にも1点を追加しており、2-0で勝利した。ミラノダービーを制した3位ACミランとの差は縮まらなかったが、チャンピオンズリーグ出場圏内は維持した。

さて、今回の主役ヴラホヴィッチだが、この冬の移籍期間でフィオレンティーナからユベントスに移籍してきた。移籍金は今冬最高額となる7500万ユーロ。


フィオレンティーナでは98試合に出場し、44ゴールをマーク。今シーズンも17得点で得点ランキング1位の活躍を見せていた。

年齢も22歳(2000年1月生まれ)と若くこれからの成長が期待される。


2000年生まれ(早生まれを含む)の選手


それでは、ヴラホヴィッチと同じ2000年生まれの注目選手を紹介していこう。今回は、年度ではなく、2000年という括りにするため、早生まれの選手も含まれる。

ハーランド(ドルトムント)


現時点での2000年生まれで一番活躍している選手といえば、ドルトムントのハーランドだろう。19-20年途中にザルツブルクからドルトムントに移籍すると、冬の移籍であるにも関わらず半年で13ゴールをマーク。その次のシーズンでも調子を落とすことなく28試合で27ゴールを記録した。

強靭なフィジカル・メンタルと決定力でゴールを量産する若きストライカーだ。

ヴィニシウス(レアル・マドリード)


ラ・リーガ首位レアル・マドリードのヴィニシウスは21-22年に覚醒した選手だ。昨シーズンまで圧倒的な決定力不足に悩まされていたが、今シーズンは開幕から絶好調。以前から脅威だったドリブルに決定力が備わったことで、レアルの主力としてスタメン枠を確保した。

ベンゼマとともに21-22年シーズン好調のレアル・マドリードを引っ張る存在だ。

フィル・フォーデン(マンC)


デブライネやギュンドアン、ベルナウド・シウバなど中盤のタレントが揃うマンチェスター・シティで活躍するレフティ。ただ、アグエロが抜けた今シーズンは最前線でプレーする。

17歳の時に下部組織からトップチームに引き抜かれると、徐々に出場機会を増やし、20-21年には自身最多となるシーズン16得点をマークしている。

アルフォンソ・デイヴィス(バイエルン)


18-19年の冬からバイエルン・ミュンヘンでプレーするアルフォンソ・デイヴィス。DF陣の欠員が続出した際、左サイドバックのアラバをセンターバックにコンバートせざるを得なくなったが、アルフォンソ・デイヴィスが見事にその穴を埋めた。

爆発的なスピードで攻撃に厚みをもたらし、ピンチの場面でも流れたボールに追いつくなど攻守ともに欠かせない存在となっている。

サンドロ・トナーリ(ACミラン)


21-22年、絶対的な主力として活躍するトナーリ。ローンでのプレーとなった20-21年は消化不良に終わったが、完全移籍となった今シーズンは欠かせない存在となっている。背番号8は、自身のアイドルであるガットゥーゾが以前つけていたもので、直々に電話で許可をとったという。

また、彼のプレースタイルから「ピルロとガットゥーゾのハイブリッド」と表現される。

2ボランチの一角であるコートジボワール代表のフランク・ケシエが今シーズン限りの退団予定であるため、ミランのダイナモは彼に託されるだろう。