スペインにて先日、スポーツで起こる人種差別などの問題行為についての会議が開かれた。
きっかけは、日本時間1月27日にベルナベウで行われた国王杯、レアル・マドリード対アトレティコ・マドリードの一戦。試合前にレアル・マドリードの練習場近くの橋にて、「(アトレティコ・)マドリードはレアル(・マドリード)を嫌っている」という横断幕と共に、ヴィニシウスのユニフォームを着た人形が吊られているという出来事があった。
反暴力委員会は、検察庁や警察、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟などが出席した会議で調査を開始することを決定した。
ヴィニシウスへの攻撃はこの試合だけではない。『MARCA』によると、日本時間12月31日に行われたバジャドリー戦でも地元ファンがヴィニシウスを侮辱するような発言を行ったという。
さらに、日本時間1月23日にサン・マメスで行われたアスレティック・ビルバオ対レアル・マドリードの一戦でもヴィニシウスは、「ヴィニシウスは平均以下」「まぬけ、ばか」といった口撃を受けた。
バジャドリー戦での出来事は現在クラブ側の協力もあり、特定を進めているという。制裁措置は、4000ユーロの罰金と1年間の来場禁止を提案すると担当部隊は述べている。