バレンシア

先日バレンシア対レアル・マドリードの一戦で問題になったヴィニシウスへの人種差別。日本時間24日の朝方にバレンシア側が生身を発表した。内容は次の通りである。

「バレンシアCFは、競技委員会がクラブに課した不当かつ不釣り合いな制裁、すなわちスタンドの一部を5試合閉鎖することについて、全面的に同意せず、憤りを表明したい。バレンシアCFは、RFEFの競技委員会のこの決議において、国家警察とラ・リーガの言うことと矛盾する証拠を述べている事実を公に糾弾したいと思います。さらに、この制裁は、クラブが見ることのできない証拠に基づき、私たちに聴聞を与えることなく行われたものです」

「バレンシアCFは、人種差別や暴力行為を最も強い言葉で非難しましたし、現在も非難しており、今後も非難していくつもりです。そのような行為はサッカー界にも社会にもあってはならず、私たちはこの惨劇を根絶するために最も強力な方法で行動し続けるでしょう。このため、バレンシアCFは、先週日曜日に起こった出来事を明らかにするために、警察およびすべての関連当局と最初の瞬間から協力しています。さらに、私たちは、警察が人種差別的行為を行ったと認定したファンをスタジアムから生涯追放するという最大限の制裁を適用しています」

「このため、私たちは、このような残念な事件に関与していないすべてのファンから、自分たちのチームを観戦する機会を罰し、奪うことは、まったく不釣り合いで、不公平で、前例のない措置であると考え、これに反対して戦うつもりでいます」

「人種差別との闘いは、人種差別を深刻な不正の口実とすることなく、関係者全員の真のコミットメントを必要とします。バレンシアCFは、一部スタンドの閉鎖を最終審まで争います。これは全く不公平であり、クラブに対する最近の懲戒処分をさらに悪化させるものだと考えています。バレンシアCFは、我々の組織とファンに対して最大限の敬意と厳しさを要求します」。

最後に「人種差別に対して共に立ち向かいましょう」と締めくくっている。

(By ALLSTARS CLUB編集部)