スペインのメディアによると、オンライン中古車ディーラー「Cazoo(カズー)」は2022年2月にバレンシアCFと年間400万ユーロ相当の複数年契約を結んだが、その後契約を撤回しようとしていたという。
この契約でカズーはバレンシアのメインパートナー兼シャツスポンサーとなっていたが、その後カズーは多くの事業の閉鎖とスポンサー契約の打ち切りを行い、欧州大陸からの撤退に見舞われている。
欧州撤退は今年1月に概要が示された「再編計画」の一環で、2024年4月以降に向け、中核となる英国中古車事業に集中する狙いがある。
スペインメディアによるとカズーは欧州大陸内のすべてのスポンサー契約を撤回するとし、複数年契約を撤回しようとしたという。
だが、その撤回は裁判所に認められず、クラブは勝訴していた。
しかし、バレンシアのここ数週間の人種差別騒動を理由にカズーはバレンシアとのスポンサー契約を再び撤回しようとし、この騒動がカズーの企業イメージを傷つけたと主張。チームに法的書簡を出したという。
カズーは残り1年の契約として当初の400万ユーロではなく、100万ユーロを支払うことで和解したと考えられている。
カズーはこの報道を肯定も否定もせず、「カズーはクラブとの相互合意により、双方が合意した条件に基づきバレンシアのスポンサーシップを終了した」と語った。
(By ALLSTARS CLUB編集部)