アーセナルはトークンを宣伝するキャンペーンを2つ行なっているが、英国の広告監視機関は「暗号資産への投資を矮小化する」として禁止した。


英国は、サッカーにおけるファントークン プラットフォームの広告を問題視している。広告監視機関(ASA)は、アーセナルFCとSocios.comのスポンサーシップ契約のアクティベーションの一部を禁止し、ファンが「投資金の一部または全部を失う可能性がある」と警告した。

最近、数多くのブロックチェーン企業がプロサッカークラブと商業提携を結んでいる中で、今回の事例は今後に関わってくるものになるだろう。ブックメーカーの広告規制の影響を受けている業界にとって、重大な警鐘となる。

ASAは、「広告が暗号資産投資を矮小化し、消費者の未熟さを食い物」にしていると意見を述べており、その結果、2つのトークンを宣伝するアーセナルの広告が禁止された。

昨年7月の契約締結後、ベン・ホワイト、カラム・チャンバース、キーラン・ティアニーの3選手がウェブやフェイスブックで「ファンは投資金の一部または全部を失う可能性があることを認識すべき」と訴えかけるビデオなどを展開していた。また、「ユーザーは余裕のある金額だけを使い、必要であれば独立した財務アドバイスを受けるべきだ」と警告した。

一方のクラブ側は、「Socios.comを通じてトークンを発行し、さまざまな暗号通貨を利用して体験を購入することでファンの関与を促している。責任ある方法でこれらのトークンを推進したことは確認できている」と主張している。