メタバース

ドバイを起点に活動するUltron Foundationが、ドイツを中心に活動するDevlaと共同でフットボールメタバースプロジェクトの開発を開始した。プレイヤーが楽しみながら稼ぐことのできる「Play to earn」が取り入れられたプラットフォームを構築する予定だ。

Ultron Foundationは、今年6月に史上初のネイティブレイヤー1のコイン(ULX)を発表して話題となっていた。レイヤー1とは日本語で「物理層」を意味する。

DevlaのCEOであるレナード・アランド氏は次のように述べている。

「ウルトロンフットボールメタルバースは、サッカーに特化したメタバースで、土地を購入したり開発したりできるデジタルワールドです。スタジアム、リーグ、いくつものチームなど、さまざまなものが登場します。ユーザーは、自分のサッカーチームのNFTを作ったり、実際の試合を行ったり、リーグで戦ったり、選手を売買したり、育成したりとさまざまな体験ができます。最終的にはNFTの二次市場で販売し、大きな収益機会を生み出すことができます」。

同氏が述べているように、ユーザーは現実世界と同じようにサッカー選手の売買やトレードを行い、お金を稼ぐことができるようになる。メタバースでは、すべての選手がNFTとして存在し、メタバース内や二次市場で簡単に取引が可能に。

さらに、ユーザーはトーナメントで優勝したり、リーグで上位にランクインしたり、特定のイベントに参加したりすることでお金を稼げるという。

「Ultron Foundationの基本理念は、実用性のあるものを作ることであり、その実用性は広範囲でなければなりません。GameFi(gameとfainanceが合わさった造語)でメタバース展開を始めることで、若い世代を惹きつけ、また暗号空間を広げることができます」。こう話すのは同団体のアレックス・トパル最高技術責任者だ。

GameFiとは、ゲーマーやクリエイターがゲームを通じて、暗号通貨やNFTで自分自身の価値を獲得できるシステム。すべての支払いや取引はUltronのネイティブレイヤー1コイン(ULX)で行われる。