5月19日早朝4時(JST)に行われたヨーロッパリーグ決勝戦、長谷部、鎌田が所属するフランクフルトvsレンジャーズでは、フランクフルトがスコットランドのグラスゴー・レンジャーズをPK戦で下し優勝を手にした。
クラブは、前回(1979-80シーズン)から42年ぶりに欧州のトロフィーを獲得し、今シーズン経済面でも重要な成功を収めることができたと言えるだろう。実際、この大会に関わる収益すべてを考慮すると、フランクフルトには優勝賞金として5300万ユーロ(約71億3900万円)以上が支払われることになる。
フランクフルトのヨーロッパリーグによる収入
【21-22年シーズン】
参加賞:363万ユーロ
UEFA係数に基づく分配金:291万ユーロ
決勝トーナメント進出によるボーナス:277万ユーロ
GL1位突破賞:110万ユーロ
マーケットプール:800万ユーロ(前シーズン参照)
ラウンド16突破:120万ユーロ
ラウンド8突破:180万ユーロ
ラウンド4突破:280万ユーロ
決勝進出:460万ユーロ
決勝勝利:400万ユーロ
合計:3281万ユーロ
【22-23年シーズン】
UEFAスーパーカップ出場:350万ユーロ
チャンピオンズリーグ出場:1564万ユーロ
UEFAクラブ係数に基づく分配金:114万ユーロ(一番低い場合)
合計:5309万ユーロ
ヨーロッパリーグの成績の数字以外にも、CLの王者と戦うUEFAスーパーカップの参加賞350万ユーロがすでに確定している。
さらにフランクフルトは、次回のチャンピオンズリーグへの出場権およびCLに出場するクラブの中でUEFA係数によって分配される報酬で、それぞれ1564万ユーロと114万ユーロ(一番低い場合)となる。後者に関しての正式な数値は、次回大会の参加クラブがすべて確定してから算出される。
一方のレンジャーズは、今回の大会で約2200万ユーロの収入を得ることになる。なお、CLの出場権は優勝したセルティックが獲得しているため、チームはプレーオフを通じて次のチャンピオンズリーグへの出場権を獲得しないといけない。