UEFAは、ロシアとウクライナの戦争勃発後、主要スポーツ団体として初めてロシア企業とのスポンサー契約を打ち切った。この契約は本来2024年までのものだった。
「この決定は直ちに有効となり、チャンピオンズリーグやユーロ2024などのUEFA代表チームの大会を含む、既存のすべての契約が対象となる」とUEFAは声明で発表した。この契約終了は、ガスプロムが欧州の主要な大会から完全に姿を消すことを意味する。
18-21シーズンまでの全サイクルにおいて、スポンサーシップは13億7500万ユーロ(約1772億5100万円)の収入を生み出し、ガスプロムはUEFAのメインスポンサーのうちの1社として主導的な役割を担っていた。この契約の終了が、00-03シーズンから現在まで商業収益を10億ユーロ以上向上させたUEFAのビジネスにどのような影響を与えるかはまだ分からない。
先週、ロシア国営航空会社アエロフロートとの契約解除を発表したマンチェスター・ユナイテッドに続き、UEFAは主要団体としては初めてロシア企業とのスポンサー契約を解除することになった。一方でユニフォームからガスプロムの名前を外したシャルケ04など、いくつかのクラブはガスプロムとの契約終了を発表せず、契約を一旦保留した。