チャンピオンズリーグ

タイムズ紙によると、2024-2027年シーズンのチャンピオンズリーグの商業権が総額150億ユーロ(約2兆円)で売却されたことがチャンピオンズリーグ参加チームに通知されたという。この契約は、現サイクル(2021-2023年)で合意した前回の契約と比べて40%増となる。

今回のUEFAの契約は、チャンピオンズリーグの敵となる欧州スーパーリーグ計画を支持するクラブの試みを阻止するための措置だ。放映権料の増額は、2024-2025年シーズンからの大会形式の変更に伴う。

従来のグループステージでは各チームが3チームとホーム&アウェイの計6試合を行っているが、新フォーマットでは各チームが10チームと計10試合(ホーム5試合、アウェイ5試合)を戦う。そして、リーグステージの成績で上位8チームが自動的にベスト16に進出。9位〜24位のチームが残りの8枠をかけてホーム&アウェイのプレーオフを行う。

この試合数の増加により、販売権が40%急増し、1大会あたり最大で50億ユーロ(約6600億円)に達する。

この増加を最も後押ししているのはアメリカで、チャンピオンズリーグへの関心はここ数年で3倍に高まっている。

レバレジーズ・スポーツ・グループは、1シーズン2億2000万ユーロ(約290億9500万円)の契約を結び、このビジネスを展開する。

その他の市場では、1991年からUEFAの放映権を販売しているTeam Marketing社が担当する予定だ。具体的には、チャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグ、カンファレンスリーグ、スーパーカップ、ユースリーグに関するマーケティング権および放映権などを売却することになる。