今シーズン好調で首位をキープしているバルセロナ。21試合終了時点で2位レアル・マドリードとの勝ち点差は「8」で、過去のデータではひっくり返されたことのない数字となっている。
まずは守備陣が安定しており、21試合での失点数はわずか「7」。クリーンシート数も16試合と圧巻だ。長年ディフェンスリーダーを務めたピケの穴を感じさせない。一方で最前線も新加入のレヴァンドフスキを中心に上手く機能しており、リーグ2番目の得点数となっている。中盤もペドリやフレンキー・デヨングを中心に安定感をみせている。
今回注目したいのは、シャビ監督の下で躍動する若手選手たち。ペドリ、ガビ、バルデ、ファティなどだ。
彼らは2023年終了時に21歳以下(※)という若手でありながらチームの中心として活躍をみせる。
目に見える結果でいうと、21歳以下の選手の中では、現時点でゴール関与数(ゴール数+アシスト数)トップ5に3人入っている(ペドリ、ファティ、バルデ)。
ペドリは6ゴール0アシストで3位タイ、ファティは3ゴール3アシストで3位タイ、バルデは0ゴール4アシストで5位だ。
では彼らを数字で上回るラ・リーガ期待の若手は誰なのだろうか。1位は2人いるが、一人はアスレティック・ビルバオのニコ・ウィリアムズ(4ゴール4アシスト)。カタールワールドカップでもスペイン代表として日本戦に出場した。
もう一人はセルタに所属するガブリエル・ベイガ(6ゴール2アシスト)。今年に入ってトップチーム昇格が決まったばかりの選手だ。U-21ではペドリと並んで最もゴール数が多い。
彼らは全員スペイン人であり、もしかしたら近い将来に再び無敵艦隊の黄金期が来るのかもしれない。
※この記事内のU-21は、2023年終了時もU-21を維持する選手を表す。従って2023年に22歳の誕生日を迎える久保建英は含まれない。
(By ALLSTARS CLUB編集部)