ベイル

ラリーガの第五節、レアルマドリードvsマジョルカの試合で、バルベルデのスーペルゴラッソが生まれた。自陣からボールを受け取ったバルベルデがそのまま運んでいき、豪快なミドルシュートで見事スーペルゴラッソ。サッカー界で稀に見るスーパープレイだ。

スペインのスポーツメディア「EL País」によるとこのゴールシーンでのバルベルデの走行距離は52m。

直近で同じようなゴールと言えば、5月16日に行われたACミランvsアタランタの試合で、ミランのLSBテオ・エルナンデスも自陣から相手陣地まで一人でボールを運び自ら得点した。

Sky Sportsによると、このときのドリブル距離は80m前後。サンシーロの縦の長さは定かではないが一般的にフィールドの縦の長さは90m~120mと言われているため、このドリブル距離がいかに長いかがわかるだろう。

今回はこのゴールのように、これまでのサッカー界でも有名な”超”ロングドリブルを紹介していく。

ガレス・ベイル – 60m


2014年、コパ・デル・レイ(国王杯)決勝、レアル・マドリードvsバルセロナで異次元のスピードでサイドを駆け上がったシーンは鮮明に覚えている方はいまだに多いだろう。

マルタン・テリエ – 60m


17-18シーズン、リーグ1のストラスブールvsボルドー戦では、現在レンヌに所属しているテリエが中央から猪突猛進してドリブルで駆け上がり、相手ディフェンスを粉砕した。

ソンフンミン – 70m


19-20シーズンの12月に行われた第16節トッテナムvsバーンリー戦で決めたこのゴールによってソンフンミンは最も優れたゴールを記録した選手に称えられる「プスカシュ賞」を受賞している。

そんなソンフンミンは今シーズン、プレミアリーグでのサラーと得点王争いをしており、サラーの22点を1点を追いかける状態になっている。しかし忘れてはならないのがソンフンミンの得点にはPKがないことだろう。

ソンフンミンが得点王を達成することができればアジア人で初めての快挙となり、サッカー界で歴史的な1ページを刻むこととなるだろう。

ジョージ・ウェア – 80m


テオ・エルナンデスと同じくミランに所属していたレジェンド。とてつもない身体能力を持ち合わせており「リベリアの怪人」とも呼ばれていた。そんなジョージ・ウェアは1996年のエラス・ヴェローナ戦で相手CKからボールを受け、相手陣内まで運んでから裏街道で一気に抜き去りゴールまで結びつけた。

ジャーメイン・ベックフォード – 90m


プレミアリーグ10-11シーズン、38節エヴァートンvsチェルシーでの得点だ。ホームだったエヴァートンは後半開始早々に退場者を抱えてしまい、0-0だったものの一人少ない不利な状況だった。

しかし後半29分にボックス内でボールを奪ったベックフォードがアシュリー・コールやジョン・テリーが率いる守備を崩壊させた。そしてこの試合はこのゴールが決勝弾となりチェルシーに勝利した。