21-22年イングランド・リーグ杯(EFLカップ、通称カラバオ杯)の決勝がウェンブリーで行われ、リバプールがPK戦の末、クラブW杯王者チェルシーを下し10年ぶり史上最多の9度目となる優勝を飾った。
0-0のまま120分を戦い抜いた後のPK戦。チェルシーは、PKを得意とするケパを延長後半終了間際にメンディと交代で投入し運命を託した。しかし、リバプール、チェルシー共にフィールドプレーヤー全員がPKを決め、勝負は11人目のGKに託されることに。
まずは、先攻のリバプールGKケレハーだったが落ち着いて決める。そして、後攻のチェルシーGKケパの順番が回ってくるが、枠内に入れることができず、リバプールの優勝が決まった。
最終的に22回キックが行われたわけだが、歴代最長のPK記録は何回なのだろうか。
【ギネス】プロリーグ歴代最長PK記録
歴代最長のPK記録だが、実はギネス世界記録に認定されている。
その記録が打ち立てられたのは2005年アフリカ・ナミビアカップでのKKパレス対シビックスの試合。両者譲らず2-2のままPK戦へ突入するが、ここからがさらに長かった。
なんと48回のキックが行われたのだ。各選手は最低でも2回は蹴っており、3回蹴った選手もいる計算になる。最終的に、KKパレスが17-16でシビックスを下したのだが、選手はもちろんのこと、監督、コーチ陣、そしてファンも一瞬たりとも気が抜けなかっただろう。
ギネス記録のウェブサイトによると「lasted almost as long as the game.」、つまり試合時間とほぼ同じくらいの時間をPKに要したという。
ちなみに、アマチュアも合わせると2016年チェコ5部リーグの試合で52本のキックが放たれ、22-21で決着がついたというものがあったそう。