以前日本代表MF柴崎岳が所属していたスペイン2部のCDテネリフェは、クラブ創設100周年となるタイミングで、アルゼンチンに全世界3つ目となる海外アカデミーを開校した。場所は首都ブエノスアイレスで、12歳から18歳の子どもたちが対象となる。既に展開しているアカデミーは、中国とパナマ。
テネリフェは声明で、この取り組みは元アルゼンチン代表GKマルセロ・オヘダ氏の協力のもと行われていると伝えた。このプロジェクトは質の高い有望選手がいる地域のユースサッカーを成長させることが目的だという。
パナマとアルゼンチンは共にアメリカ大陸の国だが、そこでのアカデミー開校に至った要因は、テネリフェが過去に同地域の選手と良好な関係を築いてきたことにある。例えばアルゼンチン人では、フェルナンド・レドンドやホルヘ・バルダーノ、タタ・マルティーノといった選手・監督が活躍した。
フェルナンド・レドンド・・・アルヘンティノスやテネリフェ、レアルマドリードで活躍した元アルゼンチン代表MF。テネリフェ所属は1990〜1994。アルゼンチン代表では1993年にコパアメリカで優勝を経験している。
ホルヘ・バルダーノ・・・選手時代はニューウェルズ・オールドボーイズやアラベス、サラゴサ、レアルマドリードで活躍した元アルゼンチン代表FW。選手時代はテネリフェとは縁がなかったが、現役引退後レアルマドリードBの監督を経てテネリフェの監督に就任した。ホルヘ・バルダーノが監督の時にレドンドもテネリフェでプレーした。その後両者ともレアルマドリードへと活躍の場を移した。
タタ・マルティーノ・・・現役時代はニューウェルズ・オールドボーイズやラヌース、テネリフェで活躍した元アルゼンチン代表MF。引退後は監督業に就き、バルセロナやアルゼンチン代表を率い、現在はメキシコ代表の監督をしている。