フランスリーグ

アルゼンチン代表が36年ぶりの優勝を収めたカタールワールドカップ。そのメンバーの一人として重要な役割を果たした左サイドバックのニコラス・タグリアフィコが、アルゼンチン『Olé』の独占インタビューに応じた。

タグリアフィコは、初戦のサウジアラビア戦、準決勝のクロアチア戦、決勝のフランス戦はスタメン出場、ポーランド戦、オーストラリア戦、オランダ戦は途中出場であった。

同じポジションを争っていたのは、セビージャでプレーするマルコス・アクーニャ。アクーニャは積極的な攻撃参加やパワフルなプレーが魅力的だが、タグリアフィコはどちらかと言えば守備的でクリーンなプレーが多い。

タグリアフィコは、4年間プレーしてきたアヤックスを離れ、2022年夏にフランスのリヨンへ移籍。ワールドカップ年の移籍はリスクも伴うはずだが、見事ポジションを勝ち取り、ワールドカップでも優勝に大きく貢献した。

まずは世界王者になったことに関しては、「つい最近のことなのでまだ実感が沸かない。夢のような話で、遠い存在のようで上手く振り返れません。時間が経てば自分たちが何を成し遂げたのかを理解できるようになると思います」と回答。やはりトップ選手でもワールドカップ優勝というのは夢のような出来事であるそうだ。

また、メッシが王者になったことに対し、「メッシが世界王者になることは正しいこと。レオがワールドカップで優勝する姿はサッカー界に必要だったと思います。ここフランスでも多くの人に『レオが勝って良かったね』と声をかけてもらいました」とコメントした。

先述の通り、タグリアフィコは決勝の相手であったフランスのリヨンでプレーしているが、多くの人が祝福してくれたそうだ。

「幸いなことに、多くの人が祝福してくれました。もちろん、決勝で勝利した国でプレーするというのは少し不思議な感じがします。でも、ほとんどの人が祝福してくれました。これこそがフットボールです。勝つこともあれば、負けることもある。2018年は彼らの番で、今回は私たちの番でした。幸いなことに、クラブでとても歓迎されました。こんな雰囲気にしてくれてよかったなと思っています」。

メッシとエムバペの関係性に関する報道も一部で見られたが、特にアルゼンチンとフランスのわだかまりはなさそうだ。

（By ALLSTARS CLUB編集部）