日本時間13日、1月末から行われていた南米ユース選手権が幕を閉じた。優勝したのはブラジル。最終試合キックオフ前の時点で勝ち点2上回っていたウルグアイとの直接対決を制した。
今大会最終試合まで無敗だった両者による”決勝戦”は、試合最終盤までもつれ込んだ。スコアが動いたのは84分。左サイドからのクロスをアンドレイ・サントスが頭で合わせた。今冬チェルシー新加入の神童が実力を見せつけた。
そして試合終了間際には、攻撃に全振りしていたウルグアイのミスからボールを奪ったブラジルが無人のゴールへ流し込み、ダメ押し点となった。
一方でブラジル守備陣も今大会躍動していたウルグアイのトリデンテをはじめとする攻撃陣を零封するなど強さを証明している。
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さて、そんな南米ユース選手権だったが、今回注目したいのはベネズエラのブライアン・アルコセル。決して強豪国とは言えない国を南米5位まで引き連れた。
今大会のベネズエラU-20代表は、グループステージと決勝ラウンドを合わせて6得点を記録しているが、ブライアン・アルコセルはその全得点に直接絡む活躍をみせたのだ(5ゴール1アシスト)。
A代表では一度もワールドカップに出場したことのないベネズエラだが、今大会のグループステージではエクアドルやチリなどより順位を上回って決勝ラウンドに進んでいる。
今年20歳になるブライアン・アルコセルは、もしかしたらベネズエラ代表が2026年北米ワールドカップへの切符を掴み取る立役者となるのかもしれない。
(By ALLSTARS CLUB編集部)