今回はサッカースタジアムについて取り上げる。
世界にはそれぞれの国や地域によって異なった特徴を持つ、歴史あるスタジアムが数多く存在する。
ヨーロッパではFCバルセロナやレアル・マドリードなどが新スタジアム構想を発表し、クラブのプロジェクトの一環として重要な役割を果たしている。ファンにとっても拠り所になっているケースが多く、クラブの歴史そのものとも言えるだろう。
そんなスタジアムだが今回は「世界で最も高いところにあるスタジアム ベスト5」と題しランキング形式で紹介する。ちなみに富士山の高さは3776メートルだ。
5位 Estadio Guillermo Briceno (3824 メートル):ペルー
1966年にオープンしたスタジアム。2019年からペルーの新興チームデポルティーボ・ビナシオナルの本拠地として使用されており、2020年にはコパリベルタドーレスも開催。座席数は20,030席を誇る。
4位 Estadio Enrique Torres Bolen (3829 メートル):ペルー
ペルー南東部の都市プーノにあり、ペルーリーグ2部に所属するClub Deportivo Alfonso Ugarteがホームスタジアムとして使用。1963年にオープンした。
3位 Estadio Victor Augustin Ugarte (3900メートル):ボリビア
ボリビアのポトシに本拠地を構える、海抜3,900mにある世界で3番目に高いスタジアム。スタジアムは1992年にオープンし、レアルポトシとナシオナルポトシが本拠地として使用する。スタジアムの収容人数は32,105人で、立地とその美しさから「コンドルの巣」と呼ばれている。
2位 Estadio de Villa Ingenio (4082メートル):ボリビア
ボリビアのエルアルトにある市営のスタジアム。2017年にオープンし、収容人数は25,000人。Always ReadyとClub DeportivoFATICのホームスタジアムと使用されている。
1位 Estadio Daniel Alcides Carrion (4378メートル):ペルー
ペルーのセロデパスコにある世界で最も高いところにあるスタジアム。その優位を生かしてホームチームであるウニオンミナスは1991年と1992年にはホームで無敗だった。そのためしばしば批判されることも。
このほかにも、標高の高いスタジアムといえばボリビアのラパスにあるエスタディオ・エルナンド・シレスがボリビア代表のホームスタジアムとしてよく知られており、W杯の南米予選などでは鬼門と呼ばれている。