今シーズンのセリエAで圧倒的な強さを見せ、首位を独走するナポリ。チームを率いるのは現在64歳のルチアーノ・スパレッティ。
ローマを率いた際に0トップを導入し、攻撃的なサッカーを披露したことで知られる彼だが、監督としてのキャリアをスタートさせたのは1995年。
現役時代を下部リーグで過ごした彼は、引退時のクラブであるエンポリ(当時セリエC)で指導者としてのキャリアをスタートさせる。その後サンプドリアなどの監督を務め、2002年にウディネーゼの監督に就任するとセリエAで3位の成績を残す。その功績が認められローマやゼニト、インテルなどで指揮を執った。2019年にインテルの監督を退任して以来、フリーの時期が続いていたが、2021年にナポリの監督に就任する。
1年目はセリエA3位の成績を残し、2年目となる今シーズンはセリエAで圧倒的な強さを誇り、チャンピオンズリーグでもベスト8進出を決めた。
ローマやインテルといったイタリアのビッグクラブを率いた経験を持つスパレッティだが、セリエAでのリーグタイトル獲得の経験はない。
監督キャリアを始めた当初は「降格請負人」とも呼ばれた彼だが、ついにセリエAタイトル獲得が目前に迫っている。
(By ALLSTARS CLUB編集部)