スペインのMundo Deportivo紙によると、スペイン女子1部リーグに所属する16クラブがプロリーグ創設を承認することで合意に達したという。スペインスポーツ上級委員会(CSD)はすでにスペインサッカー連盟(RFEF)に合意を通知しており、今後10日間で、プロ化に関する報告書を起草することになっている。

理事会の構成が決まれば、2022-2023年シーズンより、新生プロフェッショナルリーグが独立した組織のもとで発足する。ただし、最初の数年間はCSDが指揮をとり、日程、昇格・降格、規律、審判、記録などの事項については、新大会とRfefの間で協定が結ばれる予定だ。

11月中旬、女子サッカークラブ協会(ACFF)の13クラブは、女子サッカーのさらなる成長を求め、レアル・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオからの提案を受け入れることで合意した。CSDは、3クラブの抗議により、今シーズンはRFEFに運営の引き継ぎを依頼しなければならなかったため、6ヶ月間の猶予を与えられていたのだ。

スペイン女子1部リーグの現状


スペイン女子1部リーグは、「プリメーラ・ディビシオン・フェメニーナ(通称プリメーラ・イベルドローラ)」と呼ばれ、16クラブが参加している。中でも圧倒的に強いのがバルセロナで、21-22シーズンは、16試合全勝、得点93、失点4と他を寄せ付けない成績を残している。昨年のバロンドール受賞者もバルセロナのプテラスだった。

一方で男子チームでは「エル・クラシコ」の相手であるレアル・マドリードは、まだ発展段階であり、真の「エル・クラシコ」を戦えるまでには至っていない。

 

21-22シーズン所属クラブ


それでは21-22シーズン時点での1部リーグ所属クラブを紹介する。順番は2022年1月11日現在のものとなっている。1位がチャンピオンズリーグ出場、2位と3位がチャンピオンズリーグ予選出場、下位4クラブが2部リーグ降格となる。