スペイン女子サッカーの最大の組織であるFutproによると、スペインサッカー連盟(RFEF)は、UEFAやFIFAからの賞金分配などについてスペイン男子代表と女子代表における基準を同一にするという。ただしこの協定は、ボーナスの完全な平等を意味するものではない。対象は、2022年から2027年のサイクルとなっている。
Futproは、「女子プロサッカーの発展のために大切な遠征時の移動方法などを改善する」と話した。一方、RFEFは独自の声明を発表し、「ボーナスがパーセンテージで均等化されている」ことを強調した。さらに、「選手が受け取る肖像権が正規化・改善され、スペイン代表の労働条件についても大幅な改善が見られた」と付け加えた。
RFEFのルイス・ルビアレス会長は、今回の合意について「これは、サッカー界の最先端を行くもの。次のW杯、欧州選手権、そしてオリンピックまで、5年間の協定を結びました。女性のスポーツを普及させなければなりません。私たちは男性のスポーツとの差を縮めるために活動しているのです」と話した。
女子代表チームのキャプテン、イレーネ・パレデスは、「この条件の平準化は、スペイン女子サッカーが先進国と肩を並べるための大きな一歩である」と表現。また、Futproのアマンダ・グティエレス会長は、この改善について「間違いなく、我々の優先事項の一つであり、今日、我々は歴史的なことを達成した」と強調した。