前回の「欧州編」に続き、今回は「偉大なレジェンドの名前が入ったサッカースタジアム」の「南米編」を紹介します。欧州のスタジアムに比べて知名度は低いかもしれませんが、スタジアムを使っているクラブは強豪ばかりなのでぜひ一通り目を通してください!

1. ニウトン・サントス(ブラジル)

以前本田圭佑が所属していたボタフォゴの本拠地であるエスタジオ・ニウトン・サントス。ニウトン・サントスは攻撃的な左サイドバックとしてボタフォゴやブラジル代表を支えた。ブラジル代表では3回ワールドカップに出場し、2度の優勝を果たしている。ロベカルやマルセロの「先駆者」とも言えるかもしれない。

ボタフォゴは今シーズンブラジル2部リーグで優勝し、来シーズンから1部でプレーすることになった。

収容人数:約47,000

2. ガリンシャ(ブラジル)

2014年ブラジルワールドカップでも使用されたエスタジオ・ナシオナウ・デ・ブラジリア・マネ・ガリンシャ。

ガリンシャはニウトン・サントス同様ボタフォゴでプレーし、華麗なフェイントやドリブルで相手を翻弄した。ブラジル代表としては2度のワールドカップ優勝を経験しており、2度目の優勝年である1962年大会では得点王も獲得した。

同スタジアムでは2013年のコンフェデレーションズ・カップのブラジル対日本の試合も行われた。ワールドカップでも7試合の会場として使用された。

収容人数:約73,000

3. マリオ・アルベルト・ケンペス(アルゼンチン)

タジェレス・デ・コルドバの本拠地であるエスタディオ・マリオ・アルベルト・ケンペス。アルゼンチン代表として43試合に出場し20ゴールを決めており、ワールドカップには3度出場している。

1978年のワールドカップでは優勝に貢献し、得点王と大会最優秀選手を受賞した。クラブでは母国のロサリオ・セントラルやリーベルプレート、スペインのバレンシアで活躍し、バレンシア時代には2度ピチーチ賞(リーガ・エスパニューラの得点王)を獲得している。

タジェレス・デ・コルドバは、アルゼンチン第二の都市コルドバで一番強いチームであり、2021年アルゼンチンリーグセカンドステージではトップ争いを繰り広げた。

収容人数:約57,000

4. マルセロ・ビエルサ(アルゼンチン)

ニューウェルズ・オールドボーイズの本拠地であるエスタディオ・マルセロ・ビエルサ。マルセロ・ビエルサは選手としては3年しかプレーしていないが、監督として名声を挙げている。

1990年にニューウェルズ・オールドボーイズで監督デビューを果たすといきなりアルゼンチン1部リーグを制覇。その後は地域を問わず様々なチームを率い、アルゼンチン代表の監督として2002年日韓ワールドカップにも出場している。現在はプレミアリーグのリーズ・ユナイテッドの監督を務める。

ニューウェルズ・オールドボーイズはアルゼンチン第三の都市ロサリオのクラブ。最大のライバルはロサリオ・セントラル。ちなみにメッシはニューウェルズ・オールドボーイズのファン。

収容人数:42,000

5. ディエゴ・アルマンド・マラドーナ(アルゼンチン)

アルヘンティノス・ジュニオールズの本拠地であるエスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ。ディエゴ・マラドーナは誰もが知る世界的レジェンドだ。アルヘンティノス・ジュニオールズでプロデビューして以来驚異のスピードでゴールを量産し、ヨーロッパでは主にナポリで活躍した。

アルゼンチン代表では1986年のメキシコワールドカップ優勝に導き、大会最優秀選手にも選出された。「神の手ゴール」や「5人抜きゴール」もこの大会で生まれた。

アルヘンティノス・ジュニオールズは強豪ひしめくブエノス・アイレスのクラブ。マラドーナの他にはレアル・マドリードで活躍したフェルナンド・レドンドも所属していた。

収容人数:24,000