現在ラ・リーガ2位のセビージャが、Chilliz(チリーズ)のブロックチェーン技術を活用し、プロスポーツチームがファントークンの発行と販売ができるプラットフォーム「Socios.com」とスポンサー契約を結んだことが分かった。
セビージャは、独自のファントークンを作り上げ、今後5シーズン(2022-2027年)はユニフォームの背中にロゴを付けるという。なお、本取引の財務的条件は公表されていない。
セビージャトークンの発売日は、数日中に発表される予定。また、クラブの施設名、ユニフォームのデザイン、チームの背番号を決めるプロセスにファンが参加できるよう、Socios.comが発行するアンケートの第1回目も行われる。
ラ・リーガでは、バルセロナやアトレティコ・マドリード、バレンシア、レバンテなどが、また、ラ・リーガやセリエAといったリーグもSocios.comのスポンサーとなっている。
167カ国以上で約130万人のユーザーを持つこのプラットフォームは、NBAの複数のフランチャイズやF1チームなど、様々なスポーツで展開している。
Socios.comのCEOであるアレクサンドル・ドレフュス氏は、「プレー面での成功のみならず、素晴らしい経営と革新的なビジョンを持つ世界のお手本のようなクラブであるセビージャと提携できることを大変うれしく思います」と語った。
セビージャは、21-22年のビジネスによる収入に関して、前年比29%増となる2億850万ユーロ(約274億9900万円)を目指している。
内訳は、スタジアムへの入場制限が解除されることによる1320万ユーロ(約17億4100万円)、チャンピオンズリーグ出場による8300万ユーロ(約109億4700万円)、放映権による9200万ユーロ(約121億3400万円)となっている。