メタバース

「2022年が元年」と度々言われるもの。それは「メタバース」だ。

メタバースとは日本語で「仮想空間」を意味する言葉。自分に見立てたアバターをメタバースに送り込むことで、実際には現実世界にいながらも、まるで自分が仮想世界の中にいるかのような体験ができる。

そんなメタバース関連で今回紹介するのは、「SoccerCity(サッカーシティ)」と呼ばれるサッカーゲーム。「メタバース」という今後注目の産業と「サッカー」という既に人気のある産業が合体したものだ。

それでは、このゲームがどのようなものなのかを見ていこう。

SoccerCityの概要

担当しているのは「Eleven Kings」。オンラインサッカーマネージャーゲーム(Eleven Kings Football Manager)を運営する企業であり、本拠地はスイスのローザンヌに構える。設立は2017年と新しい。

メインアンバサダーには、あのブラジルのレジェンド・ロナウジーニョが就いており、かなり注目度が高くなっている。

このオンラインゲームでは、200ヵ国以上のユーザーがプレイしており、ローカル&グローバルランキングシステムで競い合っているという。

SoccerCityの遊び方

それではSoccerCityの遊び方について見てみよう。

・土地を購入する

・クラブ立ち上げ、選手育成

・大会(リーグ)に参加する

・NFTの売買、レンタル

土地を購入する

まずユーザーは、任意の国を選択して土地を購入することになる。クラブを作り上げるための場所であり、基盤とも言えるだろう。また、クラブのみならずビジネスを展開することも可能で、トークンを獲得することもできる。

いつでも売却することができ、売却価格も自分で設定できるという自由さがある。

クラブ立ち上げ、選手育成

クラブには選手が必要となるが、SoccerCityには2種類の選手が存在する。自分の好みや趣向によって使い分けることができる。

①ノーマル選手

②NFT選手

①ノーマル選手

まずは、「ノーマル選手」について説明していこう。

ユースアカデミーを保有しているユーザーは「ノーマル選手」を作ったり育成したり、トーナメントに参加させたりすることができる。

ただし、作成時は能力値・パフォーマンス値が両方0からのスタートとなり、底辺から育成する必要がある。労力はかかるかもしれないが、それも一つの楽しみだ。マックス数値は、能力値100・パフォーマンス値100となっている。

注意点としては、ノーマル選手にはキャリアの上限があること。選手が作成された時点で1シーズン目とカウントされ、最大7シーズンしかプレーできない。7シーズン目が終了した時点でノーマル選手は引退し、チームから外れることになる。

②NFT選手

続いて、「NFT選手」について説明していこう。

NFT選手とノーマル選手の違いは2つ。「能力値・パフォーマンス値が安定していること」と「シーズン制限がないこと」だ。NFTを所有していれば常にその選手をチームで使えるため、パフォーマンスを維持するために時間とお金を使う必要がない。

大会(リーグ)に参加する

環境が整えば、大会に参加することができる。大きく分けて4つの種類の大会があり、好成績を残せば残すほど大きな大会への参加が可能になる。

・メタサッカーリーグ

・メタサッカーカップ

・メタチャンピオンズリーグ

・メタワールドカップ

メタサッカーリーグ

「メタサッカーリーグ」は、SoccerCItyの主要リーグであり、それぞれの国には最大5つのリーグが存在し、各リーグ20チームで構成される。

各リーグではホーム&アウェイの38節が行われる。現実のプレミアリーグやラ・リーガと同じような形式だ。

1部リーグの1位は「チャンピオン」となり、下位3チームは降格する。

2部〜4部リーグは、上位3チームが昇格、下位3チームが降格。

5部リーグは、上位3チームが昇格する。

各シーズンの期間は3ヶ月で、月曜日〜金曜日が試合日、土日が休養日・移動日といった具合に設定されている。

メタサッカーカップ

全カテゴリーが抽選で参加するノックアウトトーナメント。FAカップや国王杯のようなものだ。

メタチャンピオンズリーグ

各ローカルリーグの優勝チームによる国際大会。ローカルリーグ終了後に開催される。

メタワールドカップ

SoccerCityで最も大きな大会であるメタワールドカップ。年に1回(4シーズン毎)に開催され、参加者は4シーズンの各リーグのチャンピオンとなっている。仮に4シーズンで同じチームが2回優勝した場合、2位のチームが出場することになる。

NFTの売買、レンタル

最後に「NFTの売買、レンタル」について見ていこう。

NFTには、「土地」「スタジアム」「選手」「選手育成用NFT」「能力NFT」「パフォーマンスNFT」と呼ばれるものがある。

この中で最も価値が高いのは「スタジアム」。なぜなら、スタジアムには数に限りがあるからだ。スタジアムを持っているユーザーは、クラブオーナーやイベントオーナーにレンタルすることができる他、自分でイベントを作ることもできる。

「選手育成用NFT」「能力NFT」「パフォーマンスNFT」に関しては、選手をいち早く育て上げるためのNFTとなっている。

まとめ

以上がSoccerCityの主な遊び方と概要だ。現実世界で、リバプールやアーセナル、レアル・マドリード、ユベントスといったビッグクラブを持つことは困難を極めるが、メタバースでは比較的気軽に実現させることができる。

サッカーファンならぜひ一度はチェックしておきたいところだ。

【免責】

この記事は、暗号通貨やNFTへの投資をアドバイスするものではありません。いかなる損失や損害について、弊社は一切の責任を負いかねます。