アンドラ公国は、2022年の欧州アルペンスキー選手権に続き、バルセロナ・ピレネーと競う2030年冬季オリンピックの前哨戦となるスキー世界選手権の開催を正式に発表しました。


ピレネー山脈が2027年の世界スキー選手権の会場になるかもしれません。アンドラ公国は、同大会の開催に立候補しており、採用された場合最大4,000万ユーロ(約51億円)の投資を予定しています。国際スキー連盟(FIS)は5月に最終結果を発表します。

当団体は、世界スキー選手権がマーケティングやテレビ放映権を通じて生み出すリターンが、同様の投資収益率を生み出すことを期待しています。また、70カ国から750人以上のスキーヤーが参加し、約1,000人のメディア関係者が取材に訪れることも予想されます。また、この祭典には例年、平日には約4,000人、週末には約10,000人の観客が集まります。

この大会は、アンドラをスノーツーリズム分野のベンチマークとして再び位置づけることを目的としており、近隣のすべての市場(フランス、スペイン、ポルトガル)で展開されます。 開催地は5月26日に決まりますが、他の開催候補地は、クラン・モンタナ(スイス)、ガルミッシュ・パルテンキルヘン(ドイツ・バイエルン州)、ナルヴィク(ノルウェー)です。

アンドラの立候補は、スノースポーツと観光の世界的な目的地としての地位を確立するためのより広範な立候補になるかもしれません。そのため、2030年の冬季大会では、バルセロナ・ピレネー、札幌、ソルトレイクシティ(アメリカ・ユタ州)などと競合する独自の招致活動を検討しています。

世界選手権の開催は、アンドラにとって、15年以上にわたる大規模なスキー大会の開催経験の集大成となります。その道のりは、2006年にアンドラでワールドカップを開催するための最初の立候補を提示したことから始まり、ヨーロッパカップ、ワールドカップ、ヨーロッパカップファイナル、ワールドカップファイナルがアンドラで開催されてきました。2022年には、アルペンスキー欧州選手権も開催されます。