マンチェスター・ユナイテッド

マンチェスター・ユナイテッドは、サー・アレックス・ファーガソンの時代にイングランドサッカー界で最も支配的な力を持つようになった。しかし、彼の退任以降その勢力図には多くの変化があった。

ファーガソンは1986年にユナイテッドの監督に就任し、1992-93年にプレミアリーグを制覇し、ユナイテッドの26年間にわたるリーグタイトル待望論に終止符を打った。

その後、12回のリーグ優勝、5回のFAカップ、4回のリーグカップ、2回のチャンピオンズリーグ、FIFAクラブワールドカップを制覇し、黄金期を築き上げた。


ファーガソンは2012-13年で退任を決意。最後のシーズンはリーグ優勝を果たして有終の美を飾った。そしてその後任としてデイビッド・モイーズをユナイテッドはオールドトラフォードに招聘した。

しかし、6年契約を結んだモイーズはファーガソンの後任として苦戦し、わずか10ヶ月で解雇され、ユナイテッドは7位に沈んだ。

「ジョゼ・モウリーニョ、カルロ・アンチェロッティ、ユルゲン・クロップ、ペップ・グアルディオラ、デヴィッド・モイーズ、いずれが就任しても難しい仕事だっただろう」とモイーズは2016年に語っている。

モイーズの後任にはルイス・ファン・ハールが就任した。ファン・ハールはユナイテッドでの最初のシーズンとなる2014-2015シーズンを4位で終えたが、2015-16シーズンにはトップ4入りを逃し、解任された。

その後監督を務めたジョゼ・モウリーニョとオレ・グンナー・スールシャールは、ユナイテッドを2位に導くなど一定の結果を残したが、その後低迷し、クラブから解雇された。

ユナイテッドが最後にプレミアリーグを制してから約9年となるが、彼らはライバルが力をつけていくのを見守るしかなかった。

2013-14シーズン以降のプレミアリーグのクラブが獲得した勝ち点

 

  1. マンチェスター・シティ – 740 points(331試合)
  2. リバプール – 682 points (330 試合)
  3. チェルシー – 637 points (329 試合)
  4. マンチェスター・ユナイテッド– 603 points(331試合)
  5. トッテナム– 600 points (329 試合)
  6. アーセナル –  595 points (328 試合)
  7. エバートン– 460 points (328 試合)
  8. ウエストハム – 437 points(331試合)
  9. サウサンプトン – 430 points (330 試合)
  10. クリスタルパレス – 386 points(331)


※過去8年半の間、プレミアリーグに所属し続けた10チームのみを対象としている。

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