セビージャは、昨年から提携を結ぶインドのチーム「ベンガルール・ユナイテッド」と共同で、データを活用したパフォーマンス評価ツールを作成。「フットボールハッカソン(football Hackathon)」と呼ばれるこのオンラインツールは、6月3日にインドでスタートさせる予定だ。
この取り組みにより、プロサッカーのスカウティングや選手のパフォーマンス解析の分野で、データサイエンスを効果的に活用することができる。両クラブは、選手、チーム、対戦相手に関する様々なデータを得ることができる、スポーツ界における最大級のスカウティングデータベースへのアクセスを提供することになる。
このツールを用いることによって、選手のパフォーマンスを理解・評価するためのアルゴリズムを作成し、その結果、クラブのチーム力を向上させることができる。
ベンガルール・ユナイテッドのCEO兼創設者であるガウラブ・マンチャンダ氏は、「セビージャとの長期的パートナーシップの目的の一つは、技術革新に取り組むプロジェクトであり、『ハッカソン』は我々の全体的ビジョンと完全に一致します」と述べている。
インドのベンガルールは、国際的に「インドのシリコンバレー」と呼ばれるインド南部の都市。セビージャは、スポーツ業界の技術革新プロジェクトに参加し、同時に世界最大の今最も勢いのある市場の一つでの成長を見込んで、2021年1月にベンガルール・ユナイテッドと契約した。
一方で、ベンガルール・ユナイテッド側は、インドサッカー界で迅速かつ確実な発展を遂げるために、セビージャの経験や知識を吸収する。