サウジアラビアはセリエAとスーペルコッパの契約を結ぶにあたり、最大限の入札を行おうとしている。イタリア経済誌の「Milano Fianza」によると総額1億3800万ユーロにも及ぶ提案がセリエAに届けられているという。
この契約が締結されると6年間(28/29シーズンまで)サウジアラビアでスーペルコッパが開催されるようになるわけだが、渡航費や宿泊費を同国が負担し、差し引きした2300万ユーロが年間でセリエAに渡る。この額は現行の契約800万ユーロの約3倍に相当する。
トーナメント方式もこれに伴い変更される予定で、まず参加クラブはセリエA上位2クラブとコッパイタリアの上位2クラブの計4クラブ。この方式はラリーガのスーペルコパと同じだ。準決勝2試合、決勝1試合の計3試合になる。
また同報道によると、数日以内にCEOのルイジ・デ・シエルボ氏含めた代表団がリヤドに赴き契約に向けて交渉するという。これがセリエAにとって良好な契約となるかはさておき、少なくともパンデミックの損失を補うものになるに違いない。
ただしクラブとしては費用対効果が重要であり、チャンピオンズリーグやセリエAといった重要な試合と日程が近くなるかもしれないということも懸念点になりかねない。