サンプドリア

欧州サッカーでのカタールのオーナーと言えば、今のところメッシやネイマール、ムバッペを筆頭にスター選手を揃えるPSGのみに留まっているが、そろそろ新しいステップを踏むかもしれない。

以前こちらでPSGのオーナーであるカタール・スポーツ・インベストメントがRCDエスパニョールを買収するかもしれないと紹介したが、今後どうなるかはまだはっきりしていない。そんな中、アルケライフィとは別でカタールの王族、アルターニ家のファレハ・ハリド・アルターニ氏がセリエAの古豪サンプドリアの買収に向けて動いている。

同氏が先導する投資グループには、サンプドリアやユベントスでプレーしていたイバノ・ボネッティ元選手や実業家でフランシスコ・ディ・シルヴィオも参加している。後者はサレルニターナの買収にも関与していたり、セリエCのフォッジャ(foggia)というクラブの買収にも関心を示していた。

アルターニ氏の書簡からは買収に向けての熱意が表れており、一刻も早く取引を成立させようと動いている。

破竹のナポリにウディネーゼ、今季のセリエAは群雄割拠

セリエAは1989年以降スクデットが遠ざかっているナポリが首位。2位はセリエA初優勝を目指すアタランタ。3位は今シーズンのダークホースとなるかもしれないウディネーゼと、早速予想も付かない前半戦となっている。

群雄割拠の様相を見せる今季のセリエAだが、古豪サンプドリアは今シーズン未だ勝利を掴めず、現在最下位。しかしオーナーが変わり資金力が身につけば、今後、更に拮抗したリーグとなるかもしれない。