サンプドリアの買収競争には、少なくとも3つの買い手候補がいるが、いずれもイタリア人ではない。イタリア紙『トゥットスポルト』では現在、クラブは本格的な入札を待っている状態だという。

同紙によると、サンプドリアに関心を持つ出資者は、アメリカのグループ、ヨーロッパの金融界に属するグループ、そして最後にアメリカとヨーロッパの混合組織であるグループの3つでデューデリジェンスが進行中である。

また、もう一つ候補があり、アラブ系のフォンドで、こちらはまだデューデリジェンスが行われていない。

「まだ多くのことが明確になっていないし、伝えられることが少ない。デューデリジェンス中のコンソーシアムは3つ。やっと、コンサルタント会社「Banca Lazard」のアドバイザーを得て、いくつかのファンドとコンタクトを開始したばかりだ」とクラブの関係者は語る。

他にも元ローマのオーナー、ジェームズ・パロッタやクリスタル・パレス、アウグスブルクなど複数のクラブの株主を務めるフィラデルフィア76ersの共同オーナー、デイビッド・ブリッツァーも候補として挙げられているようだが、サンプドリア番の記者からは、否定されている。