ナポリ

今週末行われるセリエA1位2位の直接対決、24節ナポリVSインテル。

ミラノダービーで敗北しチームが不安定になってしまうことが懸念されていたが、ミッドウィークで行われたコッパイタリアベスト8ではジェコ、サンチェスの二発でASローマを沈めた。王者のメンタリティを備えたチームのムードに問題は無さそうだ。一方ナポリも勝てば暫定首位でスクデットへの道が見えてくるので絶対に勝ちたいところ。

前回のナポリvsインテル戦


インテルのホーム「スタディオ・ジョゼッペ・メアッツァ」で行われた第13節。激しい打ち合いを制したのはインテル。ナポリはこの試合まではリーグ戦12試合連続負けなしだった。

最初に均衡を破ったのはナポリ。前半17分にショートカウンターでボールを持ち運び、最後はMFのジエリンスキーがミドルシュートを放ち先制。しかし25分にインテルがPKを獲得しチャルハノールが落ち着いて決め、同点に追いつく。前半終了間際にはインテルがチャルハノールのCKからペリシッチがニアで合わせて逆転した。

後半はインテルのペースで61分、ショートカウンターでラウタロ・マルティネスが相手DFのマリオ・ルイの股を抜きゴール。追いかけるナポリは、後半78分に相手陣内でボールを奪取して途中出場したメルテンスがミドルシュートを決めるも、結果は3-2でインテルの勝利となった。

今回の見どころ

指揮官の不在


インテルは、ダービー戦終了後に監督のシモーネ・インザーギが当試合の審判陣と揉めたとして次節ベンチ入り禁止。終了直後にミランのテオ・エルナンデスと揉めたインテルのアレッサンドロ・バストーニには2試合の出場停止が科された。更に同選手は今週のローマ戦でザニオーロとの空中戦後に足首を捻挫してチームを離脱することに。

インザーギ監督は選手交代において先手を打つことで有名だが、この采配ができなくなってしまうことでどのような試合展開になるのだろうか。インテルにとっては正念場だ。

主力メンバーの帰還


一方ナポリは怪我で離脱していたオシメン、AFCON(アフリカネイションズカップ)からカリドゥ・クリバリ、ザンボ・アンギサの主力メンバーが戻り、攻守共に盤石な状態で試合に挑める。

バイタルエリア内の連動した動きでパス回しをして、敵陣を崩すことを得意としているスパレッティ率いるナポリが、インテルのコンパクトな守備をどうやって崩すのかは注目すべき点でもある。