ユベントスは来シーズンに向けて、チームの一部を改革する用意が整っているようだ。9年連続スクデットの黄金時代を築いたディバラとキエッリーニが今シーズン限りでクラブを去ることとなった。

キエッリーニは以前からユベントスを離れることを決めていた。その後のキャリアとしては選手としてMLSのようなリーグに行くのか、あるいは別の役割としてクラブに残るのかはまだはっきりとしていない。

一方、2022年6月30日に満了する契約更新で合意に至らなかったディバラも、ユベントスを去ることになった。5月15日には自信のインスタグラムでクラブを去る表明を投稿していた。

そんなディバラだが、来年からインテルへ行くのではないかと多くの噂が飛び交っているが、実際のところはまだ移籍先が決まっていない。

明確なイメージは夏の移籍市場が終わるまで待たなければならないが、この2選手の去就が、来シーズンのユベントスのチームコスト(給料と減価償却)に影響を与えることは明らかである。

 

キエッリーニの取得原価は現在では完全に償却されている。したがって、21-22シーズンの会計年度の予算では、この選手の給与(純額300万ユーロ、総額550万ユーロ)のみが計上され、ユベントスが来年度の会計に負担する必要のない費用となる。

ディバラについては、2021/22シーズンの償却費は555万2000ユーロに相当し、これに730万ユーロの給与(したがって1350万5000ユーロの総額)を加えなければならず、総コストは1950万7000ユーロに相当する。

したがって、間もなく終了するシーズンにおいて、ユベントスがこの2人の選手のために計上したコストは、合計で2400万5570万ユーロに相当する。勿論のこと、来シーズンから2選手とも去就するのでこのバランスシートへの負担も減る。