セリエA

ロイターが報じた内部文書の試算によると、セリエAは、2027年から2030年のサイクルで53億ユーロを動かすことを見込んでいるという。国際市場における同社のテレビ放映権の価値は大幅に上昇することになる。

リーグの国内放映権価格の予測では、2024-2027年期に32億ユーロ、2027-2030年期に34億ユーロを目標とする可能性が指摘されている。2024年までの現行サイクルの評価額は29億ユーロとされているため、年々増加傾向にあることが分かる。

イタリア国外でのテレビ放映権の価格を考えると、セリエAの2021-2024年の売上高は約6億7000万ユーロに過ぎず、世界一利益の出るプレミアリーグのイングランド国内での数字の9分の1である。

セリエAのチーフ・エグゼクティブ、ルイジ・デ・シエルヴォ氏が作成したシナリオによると、国外における数字は2024年から2027年のサイクルで約11億ユーロに成長し、2027年から2030年の期間で約19億ユーロに上昇する可能性があるとされている。

セリエAは、海外の主要メディア市場における放送の価値を高めるため、ニューヨークに事務所を開設し、ロンドンやアブダビなどの都市にも会場を設ける予定。

また、ドキュメンタリーを含むさまざまな形式のコンテンツをパッケージ化し、より多くのファンや若い視聴者にリーチすることも視野に入れているという。