22-23シーズンもDAZNでの放送があるセリエA。メルカートはもう少しで一月を切る。そして日本時間での開幕戦は8月13日だ。残すところ後2週間もない。

ネームバリューの高い選手の移籍も目立つが、やはり新シーズンの楽しみの一つとしては若手の急成長だろう。昨シーズン11年ぶりにセリエAを優勝したミランではこの”若手の成長”が著しく、ラファエル・レオン、ピエール・カルルの2選手は市場価値を見ても分かる通り21-22で飛躍していることがわかる。

今回はCLからUECLまでの7クラブから各一人ずつ注目選手を紹介していく。来シーズンのカルチョは是非この選手たちに注目していただきたい!

インテル-クリスティアン・アスラーニ

22-23シーズン、ブロゾビッチの控えとして注目されているのがエンポリから加入したアスラーニ。インテルはペリシッチを失ったのは痛手だが相変わらず盤石なスカッドだ。ただし昨シーズンはブロゾビッチが途中で離脱してしまったことでチームが驚くほどに失速した。

アスラーニはトレクァルティスタでも起用できるがシモーネ・インザーギ監督の下ではブロゾビッチの代わりとして起用されるだろう。

ナポリ-クヴィチャ・クワラツヘリア

今シーズン、長年チームを引っ張ってきた3選手が一気に退団することとなったナポリ。クリバリの代わりにフェネルバフチェから移籍してきたキム・ミンジェが補強された。そしてインシーニェの後釜としては「ジョージアの至宝」クワラツヘリアが加入。

個人技で言うと晩年のインシーニェよりもエネルギッシュにサイドを崩してくれる存在だろう。

フィオレンティーナ-ルカ・ヨヴィッチ

徐々に完成度が増してきているフィオレンティーナには、レアル・マドリーで期待の声が高かったヨビッチが加入。レアルでは選手層の厚さ、個人としての成績も振るわず。

しかしヴィオラに加入してからはPSMではいきなりハットトリックを取るなど、幸先の良いスタートを切っておりライバルクラブからすれば厄介な存在になるに違いない。

ミラン-ヤシン・アドリ

昨シーズンの王者ミランには、リーグアンのボルドーから加入したアドリが注目選手だろう。ブラヒム・ディアスの不調からトップ下の不安定さが拭い切れなかったが、アドリの加入がチームにどのような影響を与えるか見ものだ。

ユベントス-モイーズ・キーン

カイオ・ジョルジを候補として上げようとしていたが怪我のためモイーズ・キーンを選出。バルセロナとのPSMでもドッピエッタの活躍でチームを救った。

ボックス内の勝負や決定力が優れているモイキンだが、ディマリアの加入によってこれまで以上に得点を量産していくのかもしれない。

ラツィオ-ルイス・マシミアーノ

ホセ・マヌエル・レイナ(ペペ・レイナ)とストラコシャが退団したことでキーパーの座が空いてしまったが、グラナダからルイス・マシミアーノがラツィオに加入。

グラナダは21–22シーズンに降格してしまったものの、マシミアーノ個人としては素晴らしい評価を受けている。

ローマ-ニコロ・ザニオーロ

こちらの記事で紹介したスカマッカと同じく未来のイタリア代表のエース候補の内の一人だ。

ローマが契約更新に苦戦していることからユベントスやトッテナムからの移籍が示唆されているが、ディバラ、ザニオーロ、エイブラハムの前線はカルチョファンなら是非みたいと思っているだろう。