11位 ガブリエレ・チョッフィ-エラス・ヴェローナ

給料100万ユーロ

昨季監督を務めていたゴッティの解任を受けて、当時アシスタントコーチだったチョッフィが暫定監督としてウディネーゼの指揮を執っていた。そこで12位というまずまずの結果を残す。そんなチョッフィは今季エラス・ヴェローナを新天地として迎えた。

ユリッチと同じく選手の能力を開花させるのに長けている。今季のウディネーゼが好調なのもチョッフィの功績があってのもの。

ただし今季のヴェローナでは現在ナポリで活躍しているジョバンニ・シメオネやフィオレンティーナに移籍したバラクと主力が抜けたことで苦戦。現在18位で降格圏争いを強いられている。

12位 アレッシオ・ディオニージ-サッスオーロ

給料85万ユーロ

サッスオーロで2期目となるディオニージ。前任のデ・ゼルビはグアルディオラに近いサッカーをクラブのアイデンティティともいえるぐらいまで浸透させた。故に中堅クラブなのにも関わらず強豪相手にも屈しないボール支配力を兼ね備えている。

そしてディオニージが監督になってからは、よりスピーディーな攻撃の色も目立つ。昨シーズンは強豪クラブを次々となぎ倒していたのも印象に残っていた方は多いだろう。

13位 ダヴィデ・ニコーラ-サレルニターナ

給料80万ユーロ

昨シーズンの1月にどん底にいるサレルニターナに就任したダヴィデ・ニコーラ。シーズン後半戦は怒涛の追い上げを見せ、奇跡の残留を果たす。

さすがは残留請負人と名高いだけある。尚、シーズン後半戦真っただ中、残留することができれば、サレルノからバチカンまで自転車で向かうと宣言し実行することとなった。

今季は昨シーズン降格圏争いをしていたチームとは思えないような調子で現在11位をキープ。

14位 デヤン・スタンコビッチ-サンプドリア

給料70万ユーロ

インテルのレジェンドでお馴染みのスタンコヴィッチがセリエAに帰ってきた。プロチームの監督としては4年目とまだまだ駆け出しだが、今季未だに1勝もできていない危機的状況の中、サンプドリアに就任。

ウディネーゼのアシスタントコーチとして過ごした後、母国セルビアの強豪クラブ、ツルヴェナ・ズヴェズダで3シーズン経験していた。

これからシーズン終了にかけてどのような実力を発揮するか楽しみだ。ちなみにだが今季は2000年代に活躍した選手の監督就任が目立つ。セリエBのSPALにはローマのレジェンド、ダニエレ・デ・ロッシが就任。また、他リーグにはなるがレヴァークーゼンにはリヴァプールのシャビ・アロンソが就任している。

15位 パオロ・ザネッティ-エンポリ

給料60万ユーロ

2020年から2シーズン、セリエBだったヴェネツィアで監督を務める。20-21シーズンはおよそ20年ぶりとなるセリエA昇格を果たす。しかし翌年最下位で再びセリエBに降格。これを受けて解任される。

新天地がエンポリになったことで、自身としては2年目のセリエA挑戦となった。今季上位勢が拮抗した争いをしているということは逆もしかり、残留争いも激化する。

またピナモンティやアスラニの退団がありクラブとしては厳しい状況だが、前指揮官アンドレアッツォーリの代わりとしてクラブを残留させられるかファンからも期待が寄せられる。