2022年7月末、22/23年にフランス2部リーグに所属する「SCバスティア」が本拠地スタッド・アルマン・チェザーリをメタバース内で再現しようとしていることが、フランスメディア「RMC Sport」で報道された。
このプロジェクトに共同で取り組んでいるのは、「Payfoot」というプラットフォーム。スイス中央北部の都市ツークに拠点を置いている。
同クラブの会長であるクロード・フェランディ氏は、「私たちは、デジタルツールがサポーターとの距離を縮め、新しい体験を提供してくれると確信しているので、この新しい冒険に積極的に乗り出しました」。
「バーチャルスタジアムの実現により、近くに住んでいない世界中のファンも、より積極的にクラブに関われるようになります。(略)」と声明の中で話している。
SCバスティアとは、過去に長らくリーグアン(ディヴィジオンアン)に所属していた中堅クラブ。しかし、16-17年に最下位で2部リーグに降格すると、財政的な問題もあって17-18年はフランス全国選手権3(5部リーグ相当)でプレーすることになってしまった。
それでも着実に昇格していき、21-22年から2部リーグへの復帰を果たした。現時点で2勝1敗と順調な滑り出しを見せており、メタバースで獲得する新たなファンと共に1部リーグ復帰を目指す。