カタールワールドカップで1986年以来の優勝を成し遂げたアルゼンチン代表。大黒柱のメッシを中心にデ・パウル、エミリアーノ・マルティネス、エンソ・フェルナンデス、フリアン・アルバレス、クティ・ロメロなどそれぞれが役割を全うして躍動した。
そんなアルゼンチン代表をまとめあげたのは、監督としては若い44歳のリオネル・スカローニ。2018年ワールドカップ後のサンパオリ監督の解任を受けて就任した。就任当初は暫定だったが、後に正式な監督契約を結んでいる。
Lionel Scaloni will continue as coach of the Argentina national team. All of the details tjat were missing have been agreed. He will remain until 2026. Via @VarskySports. 🇦🇷 pic.twitter.com/A58vUgjQ65
— Roy Nemer (@RoyNemer) February 1, 2023
初めての監督経験であったが成績は立派なものだ。2021年に開催されたコパアメリカでは、アルゼンチン代表に1993年以来の優勝トロフィーをもたらした。
そして迎えた2022年カタールワールドカップ。初戦のサウジアラビア戦でまさかの黒星を喫したが、2試合目から冷静に立て直し、悲願のワールドカップ優勝を達成した。
またこれらの大舞台での成績以外にも、グループステージ初戦のサウジアラビア戦に敗れるまで36試合の連続無敗記録も築き上げるなど、安定したチームを作った。
そんなスカローニ監督だが、自身がマジョルカ島に住んでいるということもあり、スペイン・バレアレス諸島のサッカー連盟から表彰を受けた。
そこでは興味深い質疑応答があった。「監督をしてみたいチームは?」という問いに対し、「デポルです。いつもそう言っています。」と回答した。
デポルとはデポルティーボ・デ・ラ・コルーニャのこと。1990年代前半から2000年代中盤にかけて黄金時代を築き上げた古豪だ。99/00年にはラ・リーガ優勝を果たしており、2位や3位で終えるシーズンも多かった。国王杯も2度制している。ただ現在はスペイン3部でプレーする。
そんなデポルの中心選手として活躍していたスカローニ。やはり古巣への思い入れは強いようだ。現在はまだアルゼンチン代表との契約延長を行っていないが、果たしてアルゼンチン代表監督を続行するのだろうか。
(By ALLSTARS CLUB編集部)