サウジアラビアスポーツ省は、同国の公共投資ファンド(PIF)が同国リーグに所属する4チームの経営権を取得すると発表した。含まれるのは、アル・イテハド、アル・ナスル、アル・ヒラル、アル・アハリの4チームだ。
PIFといえば、今季のプレミアリーグで4位フィニッシュに成功したニューカッスルの80%の株式を所有する団体として知られる。今回、4チームのそれぞれ75%を支配し、残りの25%は非営利団体がコントロールすることになるそうだ。
今回、これらのクラブ以外にも所有形態の変更が予定されており、政府はこのプロジェクトによって、「リーグの商業収入を2022年の1億2000万ドルから年間4億8000万ドル以上に引き上げるとともに、民間投資機会を生み出し、2030年までにリーグの市場価値を8億ドルから21億ドル超に高める」ことを目指しているという。
アル・イテハドは、今季リーグ優勝を果たしたチーム。レアル・マドリードを退団したベンゼマの加入も報道されている。
アル・ナスルは、今季2位でシーズンを終えたチーム。クリスティアーノ・ロナウドが所属していることで注目が集まっている。
アル・ヒラルは、今季3位でシーズンを終えたチーム。昨シーズンのリーグ王者であり、2022年クラブワールドカップにも出場している。
アル・アハリは、今季2部リーグでプレーしたチーム。19/20年までは1部リーグで上位争いをしていたが、20/21年は中位に低迷すると、21/22年に降格。ただ、来季の1部リーグ復帰が決まっている。
(By ALLSTARS CLUB編集部)