NBAは、テキサス州のサンアントニオにて段階的に建設が進められるプロジェクト「The Rock at La Cantera」を発表した。このプロジェクトは、スポーツ科学や医療の研究が世界基準となることを目指す。


サンアントニオ・スパーズを所有するスパーズ・スポーツ&エンターテイメントは、5億1100万ドル(約580億6000万円)を投じて、スポーツ科学と医療研究のための大規模な複合施設を建設する。名前は「The Rock at La Cantera」で、面積は約46,000平方メートル(ほぼ東京ドームと同じ大きさ)となっている。アンディ・ウォルシュ博士の指揮のもと、試合でのパフォーマンス、技術開発、栄養面、そしてアスリートの精神的な側面に焦点を当てた研究が行われる。

サンアントニオ・スパーズは同施設の隣に独自のパフォーマンスセンターやオフィス、住居、クリニック、レストラン、広場などの施設を併設する。同チームは、アリーナのネーミングライツを運営するAT&Tとの20年にわたるパートナーシップが今シーズンで終了し、変更を余儀なくされている。ネーミングライツに関しては、アリーナのネーミングを販売するための新しいパートナーであるレジェンド社を通じて行われる予定。