ロナウド・ナザリオ氏がクルゼイロを自身のホールディングスを通じて買収した。今後は、自身のブランドの国際化も視野に入れている。今回の買収は、バジャドリードがアカデミーのプロジェクトを完成させるために行われるものである。


ロナウド・ナザリオ氏は、2つ目のサッカークラブを購入する。レアル・マドリードやブラジル代表で活躍し、現在レアル・バジャドリードの最大株主である同氏は、ブラジルのクルゼイロを買収するために6250万ユーロ(約79億8400万円)を支払った。

クルゼイロはブラジルで最も古いクラブの一つ。今回の買収は、ロナウド氏の会社の一つであるTara Sport社を通じて行われた。同氏はここ数週間、ブラジルでさまざまなイベントを開催しており、ポッドキャストでは、「クルゼイロにはビジネスチャンスが多くあります。最小限のことをうまくやれば、天才でなくてもうまくいく。それがサステナブル経営の考え方です」と語っている。

ロナウドは同クラブでキャリアをスタートさせているが、現在は2019年の降格を経てブラジル1部に復帰することが大きな課題となっている。今回の買収はクルゼイロをさらに国際化させるためのものだという。また、この契約は、レアル・バジャドリードが2020-2021年シーズンに963,159ユーロ(1億2303万3449円)の損失を出しながらも、練習施設とアカデミープロジェクトを建設するという作戦の真っ最中に行われている。