レアル・マドリードは第34節のエスパニョール戦で勝利し、史上最多35度目のリーガ・エスパニョーラ優勝を決めた。
これによりマドリーでの歴代タイトル獲得数ランキングに変動があった。
1位 マルセロ 24個(new!)
2位 ヘント 23個
3位 セルヒオ・ラモス 22個
4位 ベンゼマ 21個
サンチス 21個
6位 モドリッチ 19個
ナチョ 19個
8位 カルバハル 18個
イスコ 18個
ベイル 18個
ヴァラン 18個
カシージャス 18個
チェンド 18個
カマーチョ 18個
15位 ディ・ステファノ 17個
サンティジャーナ 17個
17位 クロース 16個
クリスティアーノ・ロナウド 16個
ラウール 16個
イエロ 16個
キャプテンのマルセロはマドリーで獲得したタイトル数が24個に。ブラジル人サイドバックはチャンピオンズ・カップを6度制したレジェンド・ヘントを抜いて、ついに歴代単独トップに立った。
マルセロの獲得タイトル一覧
UEFAチャンピオンズリーグ 4回 (2013/14,2015/16,2016/17,2017/18シーズン)
リーガ・エスパニョーラ 6回 (2006/07, 2007/08, 2011/12, 2016/17, 2019/20,2021/22シーズン)
コパ・デル・レイ 2回 (2010/11,2013/14シーズン)
FIFAクラブワールドカップ 4回 (2014,2016,2017,2018年)
UEFAスーパーカップ 3回 (2014,2016,2017年)
スーペルコパ 5回 (2008, 2012, 2017, 2019, 2021年)
シーズン別個人成績
2006/07シーズン: 6試合0ゴール
2007/08シーズン: 32試合0ゴール
2008/09シーズン: 34試合 4ゴール
2009/10シーズン: 43試合 4ゴール
2010/11シーズン: 50試合 5ゴール
2011/12シーズン: 44試合3ゴール
2012/13シーズン: 19試合1ゴール
2013/14シーズン: 39試合2ゴール
2014/15シーズン: 53試合 4ゴール
2015/16シーズン: 41試合2ゴール
2016/17シーズン: 47試合3ゴール
2017/18シーズン: 44試合5ゴール
2018/19シーズン: 34試合3ゴール
2019/20シーズン: 23試合2ゴール
2020/21シーズン: 19試合0ゴール
2021/22シーズン: 17試合0ゴール
2007年1月に当時18歳のマルセロはブラジルの名門フルミネンセからマドリーに完全移籍。移籍金は約650万ユーロ(約8.45億円)。マルセロの功績を考慮すると、超格安の移籍金だったと言える。
伝説的サイドバックであるロベルト・カルロスの後継者として期待されていた。
サイドバックとは思えないテクニックが大きな武器だったマルセロ。全盛期は圧倒的な攻撃力で左サイドを制圧。鋭いクロスやサイドチェンジも得意で、多くのサッカーファンを魅了した。攻撃面だけに限ると彼の右に出るサイドバックはそういないだろう。
在籍した16シーズンでロベルト・カルロス、エインセ、コエントラン、テオ・エルナンデス、レギロン、メンディなどの左サイドバックのポジションを争った。マルセロは常に絶対的なレギュラーだったわけではない。しかし、CL3連覇などクラブの黄金期の中心で、マドリーの成功に決して欠かせない存在だった。
今シーズンはセルヒオ・ラモスの退団に伴い、117年ぶりにマドリーの外国人キャプテンに。クラブ史上最も多くのシーズンを過ごしている外国人選手だ。
シーズン終了後に退団濃厚のマルセロは今シーズン、すでにリーガ・エスパニョーラとスーペルコパで優勝。最後に残されたタイトルはUEFAチャンピオンズリーグ。逆転での決勝進出を目指し、準決勝 2nd leg マンチェスター・シティ戦に挑む。マルセロのマドリーでの伝説も終わりに近づいている…。
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