レアル・マドリードは、ロシアのウクライナへの侵攻により、建築資材の供給に支障をきたしており、来シーズンまで延長される可能性のあった工事の完成がまたもや延期されることになった。
El Confidencial紙によると、新ベルナベウのVIP席や内装の工事は、先週の金曜日に発注されるはずであった。しかし、レアル・マドリードがこれらの契約(1億2500万ユーロ相当)の入札を開始しなかったため、スタジアムの完成が遅れることになったのだ。
3年前、サンティアゴ・ベルナベウの改装工事(推定5億2500万ユーロ)が始まったとき、クラブは最長3年以内(2022年8月)の工事完了を予定していたが、結局その条件を達成することはできなかった。
同メディアによると、レアル・マドリードは、スタジアムの3階分のVIP席のうち2つを6月に完成させた上で、夏にマーケティングを行い、来年8月から企業や個人に貸し出すことで利益を上げる構想を持っていたという。
サンティアゴ・ベルナベウの内装工事が落札されていないため、工事の入札に参加した企業は資材の予約を中止し、既に実行されている他の工事に使用することを決定した。