リバプールとの21-22年CL決勝を戦い、1-0で勝利したレアル・マドリード。今回の優勝で、史上最多14回目のCL制覇となった。
レアル・マドリードはヴィニシウスの得点で勝ったものの、シュート数はわずか4本。一方のリバプールは24本と、いかにレアルが攻め込まれていたかが分かる。それでもクルトワを中心とした守備で勝利を手にした。
ところでレアル・マドリードは、この優勝でどれくらいの賞金を懐に入れることができたのか。スペイン紙『as』によると、450万ユーロだという。さらに、決勝進出までにも1550万ユーロの賞金を得ている。さらに、8月10日に行われるEL覇者のフランクフルトとのスーパーカップ出場で350万ユーロ、勝利すれば100万ユーロを追加で手にすることができる。
21-22年のCLでレアル・マドリードが獲得した金額は合計で1億1981万ユーロ。そこからUEFAのコロナウイルスによる損失分が差し引かれ、1億1616万ユーロとなる。この金額にマーケットプール(UEFAが出場チームの国の放映市場の比重に応じて分配する利益の一部)の分配を加えなければならない。レアルはマーケットプールで1680万ユーロを受け取ることになる。
【レアル・マドリードの獲得賞金一覧】
◆直近10年のUEFAランキング係数(1位)
3640万ユーロ
◆CLグループステージ出場
1564万ユーロ
◆グループステージ5勝
1507万ユーロ
◆決勝トーナメント進出
960万ユーロ
◆ベスト8進出
1060万ユーロ
◆ベスト4進出
1250万ユーロ
◆決勝進出
1550万ユーロ
◆優勝
450万ユーロ
◆マーケットプール
1684万ユーロ
◆UEFAからの差引
365万ユーロ
◆合計収入
1億3248万ユーロ
ところで、レアル・マドリードは今回のチャンピオンズリーグ優勝で1億3248万ユーロの収入を得たが、2019年にアザールを獲得した際の契約内容により、チェルシーに1765万ユーロを支払うことになった。
アザールは、21-22年のCLで大会全体を通して3試合(83分)しか出場していないため、レアル・マドリードにとっては痛い支出だ。(GSインテル戦9分、GSシェリフ戦66分、ラウンド16PSG戦8分)
一方で、準々決勝でレアル・マドリード相手に敗退したチェルシーにとっては、大きな収入となった。